アウトドアブランドの米「パタゴニア(PATAGONIA)」は9月11日、東京・京橋に常設店「パタゴニア 東京・京橋」をオープンする。国内では渋谷、梅田に続くブランドエクスペリエンスストアという位置付けで、売り場面積は2フロアで約330平方メートル。「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」をミッション・ステートメントに掲げるブランドとして、建設時のCO2排出量を削減した「先進的な環境配慮型建築」(発表リリースから)ビルに入居する。
新店は木造と鉄骨造のハイブリッドであるビル、京橋キノテラスの1、2階に入る。店内には、登山やトレイルランニング、クライミングなど、各種アクティビティーに向けたギアのほか、日常で使えるライフスタイルウエア、キッズ&ベビー、オリジナルの食品“パタゴニア プロビジョンズ(PATAGONIA PROVISIONS)”もそろえる。また、自社製品の中古アイテム“ウォーン ウエア(Worn Wear)”の常設売り場も、東日本で初めて設ける。
パタゴニアの書籍を扱うスペースも設ける。映像や写真を通し、自然保護や環境アクティビズム、リジェネラティブ・オーガニック農業など、ブランドが重視する考え方やメッセージを発信。「『地球の未来を見据えたあり方』をともに考える場と機会を共有し、具体的なアクションへとつなげていく」(同)。
「パタゴニア」は2013年に、京橋からほど近い東京・丸の内エリアに出店。ビルの建て替えに伴い25年に閉店し、4月から8月18日まで、新店に近い京橋の立地で期間限定店をオープンしていた。丸の内店で育成してきたトレイルランニングコミュニティーは京橋店に引き継ぎ、グループランなどのイベントを継続する。
◼️「パタゴニア 東京・京橋」
住所:東京都中央区京橋2-4-12 京橋キノテラス
営業時間:11〜19時
定休日:毎月第3水曜日、年末年始
電話:03-3214-2101(9月11日から開通)