新世代や女性が増加
自然を自分らしく楽しむ手段
コロナ禍以降のランニング&アウトドアブームを背景に、山を走るスポーツであるトレイルランニング(トレラン)が注目を集めています。日本では黎明期の1990〜2000年代、NHK番組「激走モンブラン!〜166km山岳レース〜」の放映(09年)後に一気にトレランの認知が上がった10年代に続く、「第3次トレランブーム」だとも言われています。
トレラン市場の参加層は40〜50代の体力自慢の男性が主でしたが、20〜30代の若い世代や女性の参入が増えているのが、第3次ブームの特徴。競技としてだけでなく、自然を自分らしく楽しむ手段や、1つのカルチャーとして共感を集めているトレラン市場の今を取材しました。(この特集は「WWDJAPAN」2025年6月9日号からの抜粋です)