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高校生アーティスト・MON7Aが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3

PROFILE: MON7A/アーティスト、タレント

PROFILE: (もんた)2007年7⽉6⽇⽣まれ、東京都出⾝。25年6⽉、アベマ(ABEMA)の恋愛リアリティー番組「今⽇、好きになりました。ハロン編」に出演し、話題を呼ぶ。TikTokのフォロワーは150万⼈を超えるなど、人気沸騰中の現役⾼校⽣アーティストだ。25年8⽉にSNSでブームを巻き起こしたオリジナル楽曲「おやすみ Taxi」でアーティストデビューを果たす。配信チャートを席巻し、3カ月間で1600万再⽣を突破。そして9⽉にセカンドシングル「HEA7EN」を⽴て続けにリリースした。25年12⽉21⽇には初のファンミーティング「MON7A 1st FAN MEETING “ON!”」を開催し、ユニバーサルミュージックからのメジャーデビューと全国ライブハウスツアーの開催を発表した。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年をリアルに支えた使い倒しアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

連載の第1回目は、「もんた界隈」というTikTokトレンドを生み出し、若者から注目を集めているアーティスト・MON7A(もんた)が登場。現役高校生ならではのセレクトから、今の“好き”とスタンスが見えてくる。

MON7Aが選ぶベスト3

BEST1:
エモさを撮る相棒のコンデジ

——今年、いちばん使い倒したアイテムは?

MON7A:24年に秋葉原の電気屋さんで買った「パナソニック(PANASONIC)」の中古のコンパクトデジタルカメラ“ルミックス(LUMIX)”です。お母さんのデジカメを借りたのがきっかけでハマって……なくすのが早いので、これで4代目です(笑)。今日の撮影現場でも使っていました。

——古いコンデジの人気が再燃していますが、この“ルミックス”を選んだ理由は?

MON7A:少しぼんやりした、エモーショナルな質感が出るところ。画質は悪くないけど、どこか懐かしい雰囲気が漂っている。そのバランス感が好きで購入しました。

——コンデジの選び方に基準はありますか?

MON7A:SNSで好みの画質を見つけて、それを参考に同じ機種を探しに行きます。おすすめは、僕が生まれる前の05〜06年頃のモデル。フラッシュの光や少し荒っぽい画質が良い。逆に10年以降に登場したモデルはきれいに撮れすぎちゃうので、僕はあまり選ばないですね。

——インスタグラムの投稿もほとんどコンデジで撮影していると聞きました。iPhoneで写真は撮らないのでしょうか。

MON7A:ほとんど撮らなくなりました。僕は写真の映りだけじゃなくて、カメラを構える行為自体が新鮮で好きなんですよ。電源を入れて、写りの設定を細かく調整して……そんな手間が“写真を撮る特別さ”を感じさせてくれるんです。

BEST2:
おしゃれ&時短がかなう一石二鳥のバンダナ

——使い倒したアイテムベスト2は?

MON7A(もんた):バンダナです。1年中活躍していました。頭にそのまま巻いたり、キャップやニット帽の下に仕込んだり。短髪なので、セットが面倒な日はとりあえずバンダナを巻いて出かけます。それだけでおしゃれにも見えるので、時短アイテムとしても優秀です。

——使い始めたきっかけは?

MON7A:修学旅行に行ったとき、暑さ対策で巻いたのがハマるきっかけでした。キャップを被ると頭皮が蒸れるので、内側に仕込んで汗対策も兼ねて。おしゃれだし、機能的だし、一石二鳥です。

——キャップなどの帽子が好きな人はよくいますが、バンダナをチョイスするのは意外です。

MON7A:もちろん、帽子も好きです。冬はビーニーが定番だけど、夏は暑くて被れない。ビーニーの眉下まで深く被れる、あの感じを別の形で再現できないか考えて、ピンタレストやRED(小紅書)で中国のインフルエンサーのコーデを見てバンダナを集め始めたんです。

——中でも出番の多いデザインは?

MON7A:白です。インスタにもよく登場していますが、どんな帽子にも合うんですよね。1枚加えるだけで雰囲気が変わるところが好き。ちなみに、ブルーのバンダナは中学生のときにお弁当を包んでいたやつです(笑)。

——白やブルーのバンダナが多い印象。来年はどんなカラーがほしいですか?

MON7A:イエローを最近買ったんですけど、やっぱり難しくて……結局白に戻っちゃう。来年もかわいい白デザインのバンダナを見つけたいです。あと、実は僕がほしくてグッズでもバンダナを作っちゃったんです!ファンの皆さんにもバンダナの魅力が伝わるといいな。

BEST3:
「僕の好きなものや思い出」を束ねたキーホルダーたち

——では、ベスト3は?

MON7A:このキーホルダーたちです。今回持ってきたのは一軍で、ほかにもたくさん持っています。

——カラーが統一されていてMON7Aさんらしさが出ています。

MON7A:青が好きなので自然と集まっちゃうんです。家の鍵と一緒に「星のカービィ」のカラビナにまとめていつも持ち歩いています。キーホルダーやお守り、アーティストの落合翔平さんとコラボレーションした「たまごっち」などいろいろ。ジャラジャラ鳴る音と、賑やかさが今っぽくて好きなんですよね。

——中でもお気に入りは?

MON7A:グリッターのスーパースターと、中学1年生のときにサンリオピューロランドで作った「もんた」の名前入りカスタムタグチャームですね。ずっと付けているので少し黒ずんで、ビンテージ感が増してきました(笑)。その変化すら愛おしいです。

——ほかのアイテムも教えてください。

MON7A:ファンの方からいただいた「チャイハネ」の“ファンキーデビルドール”や、インドネシアのバタム島に旅行に行ったときに買った「I LOVE BATAM」のキーホルダーも付けています。旅の思い出に、現地のキーホルダーを買うことも多いです。

——次はどんなキーホルダーをゲットしたい?

MON7A:大体そろったので……強いていうなら「ピクミン」と「豆柴」!ガシャポンが大好きなので、ほしいのもを見つけたらつい回しちゃうんです。キーホルダーのじゃら付けって、自分の好きとか思い出を束ねたひとつの表現だと思います。それってなくなることなく、ずっと増え続けるものだと思うので、来年もたくさん集めたいですね。

「成長しないこと」を目指した1年

——25年を振り返って、どんな年でしたか?

MON7A:生活は劇的に変わったんですけど、自分の中身はほとんど変わらなかった1年でしたね。恋愛リアリティー番組「今日、好きになりました。」の出演をきっかけに環境が大きく変わって、住まいも一人暮らしになり、周りにいる大人や支えてくれる人たちも一気に増えて。でも、不思議と自分自身は落ち着いていて、「意外と変わらないもんなんだな」と思ったんです。

もちろん、うれしいこともたくさんありました。元々幸せだったんですけど、“幸せの種類が増えた”という感覚で、出会いも経験もグッと増えた1年でした。

——となると、MON7Aさん自身も成長や変化があったのではないでしょうか。

MON7A:自分は「成長しないこと」を目標にしていました。僕は18歳だけど焦って成長しようとするより、“あえて背伸びしない”ことのほうが大切だと感じています。嫌でも、勝手に成長してしまうものなので。環境が急に変わると、自分まで変わらなきゃいけないような気になるけれど、むしろブレないことがこの1年で学んだ大事なスタンスでした。

——今年はMON7Aとして、アーティスト活動をスタート。印象的だったことは?

MON7A:一番は、誰かに届いているという実感を持てたことです。リリースした曲に対して感想をもらえたり、TikTokで踊ってもらえたり、自分の世界観が誰かの生活に溶け込んでいく感じ。「おやすみTaxi」も「HEA7EN」も魂を込めて作ったので、ちゃんと反応がもらえてうれしい。サブスクで自分の名前を見つけるたびに、現実なのかと疑ってしまうくらい。

これまでは想像の中にしかなかったものが、ちゃんと現実の手応えになって返ってきた。そして、それを実感する度に「もっといろいろな人に僕の音楽を届けたい」って思うんです。

2026年は“制服の僕”ではなく、“音楽の僕”を知って

——26年の抱負を教えてください。

MON7A:アーティストとして本格的に飛び立つ1年にしたいです。1月27日にメジャーデビューも控えているので、“制服の僕”ではなく、音楽で活躍するアーティストとしての僕を知ってもらえるようになりたい。僕には無限の可能性があることを証明したいし、僕の音楽を好きでいてくれる人に、たくさん出会いたい。それが26年の目標です。

——12月21日には、初のライブツアー実施も発表されましたね。心境は?

MON7A:すごく楽しみです!東京・大阪・名古屋・福岡・仙台の国内5大都市を回るのですが、待っていてくれていた人と直接会えることが本当にうれしい。ライブって、その瞬間にしか生まれないエネルギーがあるし、僕の音楽の“今”を一番濃く伝えられる場所だと思っています。

——海外に向けた活動も意識していると思います。

MON7A:そうですね。ありがたいことに、ベトナムにはたくさんのファンがいて、SNSでも日々皆さんの声を感じています。日本の魅力をしっかりと伝えながら、世界各国へ活動の幅を広げていけたらいいな。まだ先の話かもしれませんが、そんな未来を目指しています。

——18歳という若さで、未来に不安を感じることもあるのでは?

MON7A:正直、「今が人気のピークだったらどうしよう」って考える夜もあります。でもその不安ってある意味、自分に本気で向き合っている証拠でもあると思っていて。だからこそ、怖くてもいいから前に進む。今の僕にしか出せないエネルギーをちゃんと形にして届け続ければ、周囲の人もファンの皆さんもちゃんと応えてくれると信じています。

——最後に、26年を一言で言うなら?

MON7A:アーティストとして、みんなに認知されるような1年に!その言葉に尽きます。曲もたくさんリリースしたいし、ファッションやビューティも大好きなので、そういったお仕事にも積極的にチャレンジして、活動の幅を広げていきたいです。


CREDIT
PHOTOS:TAMEKI OSHIRO
STYLING:TATSUYA SHIMADA
HAIR & MAKEUP:HITOMI MATSUNO

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