従来、低価格を武器に市場を席巻してきたPBは、今やメーカーとの共同開発によって、品質や機能性を兼ね備えた「選ばれるブランド」へと進化を遂げている。メーカーがPB開発に踏み切る背景とは何か。その最前線を追う。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
PHARMACEUTICAL
ロート製薬
価値ある製品にこだわり続け
「“感謝の循環”を起こす」
ロート製薬は消費者により価値のある製品を届けるために2000年、CCD(カスタマーオリエンテッドカウンセリングドラッグストア)研究会を発足した。「当時のドラッグストア業界は安売り合戦をしている状態。利益を置き去りにしても価格を抑える動きが顕著だった。その中で研究会と同じ思想を持つ小売店に向けた製品を開発している」(小杉)。PBとは異なるが、CCDの思いは消費者に届き、25年前にスタートしたドラッグストア限定ブランドは現在も販売が続く。
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