「WWDJAPAN」2月24日号は、“ラン&フィットネス”と題した恒例のスポーツ特集です。今回は、改めて国内外で熱を帯びているランニングのマーケットにフォーカス。3月2日には、約3万8000人が出走予定の東京マラソンも控えており、ランニングを意識する機会は増えそうです。
2017年の「ナイキ(NIKE)」の厚底シューズ革命以来、各社のランニングシューズ開発競争が激化しています。「ナイキ」一強から、各社が技術を競う時代へ。25年の箱根駅伝を席巻した、「アディダス(ADIDAS)」の8万円超えシューズ開発の裏側や、「アシックス(ASICS)」「プーマ(PUMA)」「オン(ON)」といった競合の動きをまとめました。
コロナ以降、米ニューヨークでは、若い世代にランニングブームが起こっています。多種多様なランニングクラブが生まれているというニューヨークのラン事情を、米「WWD」のウェルネス担当記者が報告。また、都市部のホワイトカラーの趣味としてランニングが広がり、全土で3億人(!)ものランナーがいるという推計もある中国についても、現地に詳しいジャーナリストが寄稿しています。先日の丸亀ハーフマラソンで大迫傑選手が履いていたという情報もある中国スポーツブランド「Xtep」についても触れており、要チェックです。
マーク・ジェイコブスのインタビューも
先日、19年ぶりの来日を果たした米国人デザイナー、マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)のインタビューも見逃せません。創作との向き合い方や、今の時代のラグジュアリーについて、好きなアートなど、興味深いことをたくさん語っていますが、最近のお気に入りという長い付け爪が主張するポートレートもインパクト大です。
毎号人気の「ファッション&ビューティパトロール」コーナーでは、2月24日が「月光仮面の日」であることに引っかけて、「あなたのヒーローは誰ですか?」と、名前に“ヒロ”が入る業界人に尋ねました。さて、デザイナー三原康“裕”さんや「キディル(KIDILL)」の末安“弘”明さんがあげたヒーローは誰でしょう?紙面でお確かめください。
(COVER CREDIT)
PHOTO:SHINJI SERIZAWA
STYLING:MASAAKI IDA
MODEL:DENZEL(IMAGE)
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)
転換期迎えるドラッグ&バラエティーストアのPB 新たな流れを創出
ビューティ付録は「ドラッグ・バラエティーストアのプライベートブランド」を掘り下げる特集です。ドラッグストアの市場規模は過去5年間も右肩上がりで成長し、2023年に9兆円を突破し、ドラッグストアが日常的な消費ニーズを満たしていることがうかがえます。好調を維持する中で、ドラッグストアやバラエティーショップ各社は独自性や打ち出せるプライベートブランド(以下、PB)を強化しています。本特集では売り上げ規模1位をキープするウエルシアや、独自のデータ分析に基づきPBを開発するマツモトキヨシ、他社にないニッチな製品を手掛けるトモズ、ここ数年で転換期を迎えているハンズやロフト、プラザなどの取り組みを紹介しています。
定例連載の「マーケットリポート」は、勢いに乗る花王のヘアケアブランド「ジアンサー」とMTG「リファ」の2024年11月〜25年1月の商況を掲載。「今注目の美容師インタビュー」では人気サロン「グリコ」のエザキヨシタカ代表が手掛けているビンテージショップについて語っています。
(WWDBEAUTY COVER CREDIT)
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REEL:CHIGE(GWISUB JUNG)