低価格と品質の両立を武器に、ドラッグストアのPBが急成長している。近年は大手メーカー顔負けの製品開発や独自のマーケティング戦略により、消費者の支持を集めている。なぜ、いまPBが台頭しているのか。各社の戦略をひもときながら、その勝算を探る。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
ウエルシア
PRIVATE BRAND INFORMATION
化粧品PB取り扱い年:2019年
ブランド名:「リスタ(RESTA)」「イッツ ワッツ インサイド ザット マターズ(IT'S WHAT'S INSIDE THAT MATTERS)」「からだウエルシア(からだWELCIA)」「くらしウエルシア(くらしWELCIA)」
中心価格帯:「リスタ」2980円、「イッツ ワッツ インサイド ザット マターズ」560円、「からだ・くらしウエルシア」合わせて310円
取り扱い店舗数:約3000店舗
業界トップのPBは「顧客の声」と
「ネーミング」が鍵を握る
「実はPBは後発組にあたる」と語るのは、ドラッグストア業界で5年連続売上高首位を独走するウエルシアホールディングスだ。これまでNBの強化を進めてきたが、「ウエルシアでしか買えない価値」を提供し、目的来店の増加を狙うために2021年にPB戦略を本格化。食品を含む全カテゴリーでPBの売り上げ拡大を目指し、26年2月期にはPB売上高1100億円、売上構成比10%を掲げている。
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