PROFILE: YOSHIKI/X JAPANリーダー、作曲家、ピアニスト、ドラマー

YOSHIKIの「メゾン ヨシキ パリ(MAISON YOSHIKI PARIS)」は2024年2月、ミラノ・ファッション・ウイークでデビューした。黒を基調に、シルクやベルベットなどを用いたウエアやとげとげしいアクセサリーなど、ロックンロールのタッチを施したモダンでエッジの効いたスタイルが印象的だ。9月にはパリ・ファッション・ウイークの期間中に25年春夏コレクションを発表。ファースト・コレクションから一転して白を基調にし、ピスタチオやレモンなどのパステルカラーと黒をアクセントに加えた軽やかなルックを打ち出した。(この記事は「WWDJAPAN」2025年1月20日号からの抜粋です)
MAISON YOSHIKI PARIS
by YOSHIKI
BRAND HISTORY
2010年 「ヨシキモノ」を設立
2016年ごろ 「メゾン ヨシキ パリ」の構想を始める
2020年 「ヨシキモノ」の作品がロンドンのV&A博物館に展示される
2024年 2月 ミラノで「メゾン ヨシキ パリ」24-25年秋冬コレクションを発表
2024年 9月 パリで25年春夏コレクションを発表
ファッションブランドを手掛けるのは、これが初めてではない。「日本の着物文化を世界に広めたい」という思いから、10年に着物ブランド「ヨシキモノ(YOSHIKIMONO)」を設立。楽天ファッション・ウィーク東京でコレクションを発表したほか、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館やパリのケ・ブランリー美術館に作品として展示されたこともある。呉服屋の長男として生まれたYOSHIKIは、「子どものころから母親と着物の仕入れに行っていたのでファッションにはなじみがあり、何かを新しく始めるという感覚ではなかった」と振り返る。家業を継がずに音楽の道へ進んだが、長い海外生活を経て、あらためて着物の魅力に気付いたというYOSHIKIは、「『メゾン ヨシキ パリ』は、『ヨシキモノ』の“論理的な拡張”」と表現する。「着物という型から飛び出したクリエイションに挑戦したくなり、16年ごろに構想を始めた」。
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