ファッション
特集 芸能人15人のブランドビジネス 第9回 / 全16回

仲里依紗「アールイードット」 ファッション黄金期に培った洋服への愛を形に

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PROFILE: 仲里依紗/俳優、モデル

仲里依紗/俳優、モデル
PROFILE: (なか・りいさ)1989年、長崎県生まれ。ティーン誌のモデルを経て、2006年に映画「アイランドタイムズ」で俳優デビュー。同年、劇場版アニメ「時をかける少女」でヒロインの声を務め、高い評価を受ける。演技力に加えて、類を見ないファッションセンス、SNSで発信する飾らない素顔で支持される 左から仲里依紗、れいな。昨年12月にラフォーレ原宿で行ったポップアップで

俳優として飛躍し続けながら、200万人近い登録者数を誇るYouTubeチャンネルを持ち、アパレルブランド「アールイードット(RE.)」を手掛ける仲里依紗。平成元年に長崎の小さな町で生まれた彼女は、最盛期ともいえるほど勢いがあった90年代のファッションに大きな影響を受けたと回想する。「幼い頃からファッションが大好きで、俳優を始める前から洋服屋になると決めていた。みんなが追いかけるようなビッグトレンドが数多く生まれ、エネルギーがあった平成初期。振り返ってみると“自分が好きな服を着たい”という感覚は、この時代の熱を経験しているからこそ培われたものだと感じている」。ブランド名にある“RE”には「再び」「さらに」など、“一度あったことが再度繰り返される”との意味がある。彼女が幼少期に感じたファッションパワーのエッセンスを時代の流れに沿ってアップデートし、デザインに落とし込んでいる。(この記事は「WWDJAPAN」2025年1月20日号からの抜粋です)

RE.
by RIISA NAKA

BRAND HISTORY

2021年 3月 「アールイードット」立ち上げ
2021年 7月 ECサイトオープン
2021年 12月 ラフォーレ原宿にて初のポップアップ開催
2024年 12月 ハローキティとのコラボ商品を発売

自分が好きだと思うものに
共感してくれる人がいた

俳優業で多忙を極めるなか、YouTubeに続き、かねてからの夢であったアパレルも始めることになったきっかけを聞くと、「以前は“私は俳優だから”というブレーキがあったように感じる。でも思い切ってYouTubeを始めてみるとファンの声がダイレクトに届き、自分が好きなものを発信することを大勢の方が楽しんでくれていることに気づいた。この勢いは大事だと思い、ブランド立ち上げに向けてすぐ行動に移した」という。

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