ビューティ

注目の新業態にみる、新しい「売り方」のアプローチ【今週のビューティ展望】

有料会員限定記事

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、ファッション・香水メーカーが手掛ける新業態の話。(この記事はWWDジャパン2022年4月11日号からの抜粋です)

【賢者が選んだ注目ニュース】
「イエナ」が初のコスメセレクトブランドをスタート
ニッチ香水専門店「ノーズショップ」が新業態「コーグ」をスタート

 アパレル大手がビューティブランドを立ち上げるケースが続いている。ユナイテッドアローズの「ジュース」、アダストリアの「センアム」、ジュンも「ポロロッカ」を展開している。ライフスタイル提案型のブランドが広がる中、ファッションとビューティの分野はさらに重なってきている。

ブランドの世界観を広げる「ローパー イエナ」

 ベイクルーズ初のコスメセレクトショップ「ローパーイエナ」は、クリーンビューティを軸にセレクトした27ブランドに加えオリジナルの化粧雑貨を扱う。「ウカ」「ワフィト」など知名度の高いブランド以外に、国内発のニッチなブランドが多数そろっている点に注目したい。天然クレイのみのブレンドで作られた、さまざまな肌悩みに対応するマスクがそろう「クラーム」、アイラッシュ・アイブロウサロン発の眉ツールブランド「パリブロウ」、ヒノキやクロモジなど日本固有の樹木のアロマに着目した、飛騨高山発の「ゆいか」、羊蹄山の雪解け湧水をベースに北海道産の素材をふんだんに配合したニセコ発の「イコ」、創業70周年を迎える老舗製餡業の小豆を原料にした「コマメ」といった、それぞれにストーリーのあるブランドがセレクトされている。「イエナ」はウィメンズブランドだが、ビューティカテゴリーでは年齢やジェンダーを問わない点もポイントだ。

 ベイクルーズグループのブランドはアパレル大手他社に比べて、プライスラインやテイストに極端な差がないため、「イエナ」以外の顧客にとっても「ローパーイエナ」のMDは違和感なく受け入れられそうだ。

この続きを読むには…
残り1263⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アパレルは値上げする?しない? 全方位コストアップの中で有力企業の対応は?

5月16日発売の「WWDJAPAN」は、「アパレルは値上げする?しない?」にフォーカスします。すでに食品や外食、電気代などでは値上げラッシュが続いていますが、アパレル製品でも素材価格の上昇や物流費の高騰と混乱、さらには大半を輸入に頼る中での円の急落によってコストアップ圧力が大変高まっています。

詳細/購入はこちら