ファッション

シャネルの未来をプレジデントに直撃 クチュールやクラフツマンシップ、サステナビリティまで

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 「シャネル(CHANEL)」はコロナ禍で大きな打撃を受けたが、2021年上期からは本格的な復活を遂げた。同年7月のオートクチュールからは、観客を迎えたショーも再開。今年に入ってからは、傘下の専門アトリエが集結する複合施設「le19M」を正式にオープンするなど、活発な動きを見せている。ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントに、クチュールビジネスから新たな取り組みまでを聞いた。(この記事はWWDジャパン2022年2月21日号からの抜粋です)

WWDJAPAN(以下、WWD):アジアのクチュール顧客は、まだ自由にパリを訪れられる状況には戻っていない。コロナによって、その制作にはどのような変化があったか?

ブルーノ・パブロフスキー=シャネル ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデント(以下、パブロフスキー):自由な渡航ができなくなった2020年7月のクチュールから半年は正直、簡単にはいかなかった。顧客とのつながりを保つため、各国のチームのサポートを得たり、コレクションを現地に送って紹介したりしたが、初めて経験することでパリのチームに戸惑いがあったのも事実だ。しかし、21年1月からは遠隔でのアプローチをブラッシュアップ。7月にはアジア以外の海外顧客がパリに戻ってきたので、取り組みやすくなった。まだ渡航できない日本や韓国、中国、香港などの顧客については、現地のチームを育成するとともに、ビデオ通話の画面越しでも求められる詳細の説明やフィッティングを提供できるようにしている。最初は少し低調だったと言わざるを得ないが、今は渡航できないからといって全てをやめてしまうのではなく、人々の生活は続いていくということが分かった。実際、オンラインでもオフラインでも顧客は戻ってきていて、ビジネスは好調だ。この期間を通して、私たちは顧客自身やそのニーズに対して多くのことを学んだ。これを機に確立した新たな方法は、今後も活用し続けていく。

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