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ロコンドが新ビジョン、2030年にGMV1000億円、営業利益100億円

 ファッション通販モールを運営するロコンドは20日、2031年2月期をターゲットに商品取扱高(GMV)1000億円、営業利益100億円を目指す長期ビジョンを発表した。田中裕輔社長は2030年に向けてアパレルとシューズのEC市場が3兆5000億円にまで拡大すると試算。ITと物流をかけ合わせたプラットフォーム事業、通販サイト「ロコンド」「ファッションウォーカー」を軸にしたEC事業、ユーチューバーとのコラボによるD2Cブランド事業の3事業を軸に、年率17%で取扱高を拡大させる。田中裕輔社長はYouTubeで配信した決算説明の中で、「物流とITをかけ合わせた仕組みは日本でも圧倒的な優位にある。2030年に市場シェア3%は十分に獲得可能な数字だ」と意気込みを語った。

 ロコンドの21年2月期決算は、GMV(返品後)は前期比12.7%増の205億円、売上高が同19.8%増の102億円、営業利益が14億3800万円(前期は8300万円の赤字)、経常利益が14億4800万円(同7700万円の赤字)、純利益が12億5000万円(同2億5600万円の赤字)だった。人気ユーチューバーのヒカルと宮迫博之などを軸にしたD2Cブランド事業が絶好調で、ECモール「ロコンド」の取扱高の増加にも寄与。ロコンドはヒカルとのコラボを機にYouTubeシフトを加速している。広告費をYouTubeメーンに切り替えたことで販管費率(対GMV)は3.8ポイントも改善。売上高総利益率も前期から2.2ポイント改善の37.5%になった。

 2031年2月期に営業利益100億円を掲げる背景には、すでに倉庫を大幅に拡張しており、今後5年間は拡張不要であることと、強みとするITと物流をかけ合わせた効率的な倉庫物流を中心に固定費用がGMVの増加以上に抑えられることにある。「自社倉庫は当日の入出荷や、リアル店舗とECをカバーし、その上、商品と販売管理のための基幹システムも自社開発し、それらを外部にも提供している。こうした仕組みはまさにオンリーワンだ」(田中社長)。

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