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近道を尋ねる質問じゃなくてもいいかもよ エディターズレター(2021年3月19日配信分)

※この記事は2021年03月19日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

近道を尋ねる質問じゃなくてもいいかもよ

 さまざまな学校や、こちらの記事(ワールドが “ファッションの常識をアップデートする”セミナー企画スタート 初回はMDを学ぶ)のようなイベントに登壇すると、学生・この業界に飛び込んでくれた若手から「その仕事に就くためには、何をしておくべきですか?」と聞かれます。

 こんな質問に聞くたび、「みんな、真面目だな。すごいな」と思います。大好きな業界に飛び込みたい、思い描く仕事に就きたい、いち早く戦力として活躍したい、そんな想いゆえの質問であることが伝わるからです。

 でも、真面目な質問に対する答えは、申し訳ないほど曖昧です。私は正直、「自分には関係ないと切り捨てず、何にでも興味を持って、面白がってください」としか答えようがありません。

 振り返れば、自分の人生は遠回りでした(笑)。大学で学んだのは障害児教育、その後は新聞記者になって、正直に言えば夢敗れアメリカに渡り、現在に至っています。今の会社に入ったのは、30になる直前でした。若い世代の皆さんは不安に思うかもしれないくらい、夢見た仕事との出合いは遅いものでした。でも、大学で「人に接する」ことを学び、新聞記者として「伝える」ことの基礎を経験、そしてアメリカでファッションの面白さを知りました。ファッション&ビューティの世界で、人に会い、話を聞き、面白いと思うことを伝えるを生業とする今の仕事に、全てがリンクしています。ムダなことなんて、なんにもないのです。そして、その経験が私を私たらしめ、他の人とは違う存在にしているのかな?なんて思います。下のリンク1本目の記事を見てください。回転寿司からファッション業界の店長なんて方もいるんです!

 だからこそ皆さんには、「何をすべきか?」と質問して、他の誰かが通ったことのある近道を選ばなくても、と思うのです。

 4月5日に発売する「WWDジャパン」は、学生や若手の皆さんからの質問を募集しています。質問は、なんでも構いません。でも、「〜〜になるには、何をすべきか?」の質問には、多分回答者のユナイテッドアローズ栗野さんも、私と同じように答えるでしょう。そこで一案。「今、〜〜に夢中なんですが、その経験は、こうしたらファッションやビューティ業界でも活かせますか?」なんて質問はいかがでしょう?こうすれば栗野さんも一生懸命、あなたの立場に立って考えてくれるでしょう。

 「こんなコトを聞いてみたい」「私の考えを聞いてほしい」、そんな想いは、このメールへの返信で教えてください。全てに答えることは難しいかもしれませんが、必ずや、栗野さんにお届けします。無論、私でよければ、お答えしますよ(笑)。

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