ファッション

「フェンディ」2015-16年秋冬オートクチュール・コレクション

REPORT

カール・ラガーフェルドのデザイナー就任50周年を祝し王道ファークチュール“オートフルール”発表

フェンディ(FENDI)」は8日にパリで、カール・ラガーフェルドとのコラボレーション50周年を祝し、オートクチュール・コレクション“オートフルール”を発表した。事前にカール・ラガーフェルトが「私にとってファーと言えば『フェンディ』、『フェンディ』と言えばファー。“オートフルール”は、ファーの王道を見てもらえる機会になるだろう」と語っていた通り、メゾンの持つファー技術の粋を集めた圧巻のコレクションを披露した。

会場はアールヌーボー建築の代表作と言われるシャンゼリゼ劇場で、幕前にはシャンパンが、客席にはオペラグラスが用意されるなどクラシックな観劇スタイルを演出。幕が上がるとローマの風景と建築の絵画が現れ、それを前にランウエイショーを行った。

プレタポルテでも常に、染色や加工、異素材の組み合わせなど新しい技術を取り入れた斬新なファーアイテムを発表しているが、今回はよりクラシックなコートが中心に。ローマの建築にインスパイアされたデザインを、ローマの自社ファー工房の職人、パリの刺しゅうの職人、ロシアの染色の職人など、その道の第一人者たちが形にした。

黒は黒でもメタリック調に染めた黒であったり、リンクスとミンクとフォックスなど数種類のファーを極小のピースにカットしてはぎ合わせて柄を作り出したりと、遠目には分からない技術も多い。羽根のコートのように見えてその実、羽根の形にカットした小さなファーを大量に組み合わせたコートは圧巻だ。

LOOK

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アパレル業界“裏方”の進化に迫る 「OEM・ODM特集」

アパレルは、彼らをなくして語れないー。そう言い切れるほど、企画・生産において重要な働きをするのがOEM(相手先ブランドの生産)とODM(相手先ブランドの企画・生産)の事業者たちです。繊維商社が巨大プレーヤーとして君臨しながら、中小の専門企業も独自の存在価値を発揮し、生き残っています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。