コレクション

「ゴルチエ パリ」2015-16年秋冬オートクチュール・コレクション

REPORT

パリで祝うブルターニュの祭り

プレタポルテのビジネス終了後も、フランスにおける国民的人気が衰えないジャンポール・ゴルチエ。ショー会場の前には若いおしゃれな男女が大勢集まり、グランパレで開催中の展覧会には連日入場待ちの長蛇の列ができている。人気の理由のひとつは、パリジャンであるゴルチエ自身が、ファッションショーを通じてフランスへの愛情を繰り返し伝えてきたことにあるだろう。2015-16年秋冬のテーマもフランス北西部のブルターニュ地方。独特の色濃い文化を残す同地方の民族衣装にインスパイアされたコレクションを発表した。

名産品のバターシュガークレープが振舞われた後に、ショーがスタート。ベースは得意のテーラーリングで、そこにブルターニュの民族衣装の要素を絡める。頭にはコワフと呼ばれる高い帽子を載せ、村ごとに異なるという繊細な刺しゅうのエプロンドレスを合わせる。

ゴルチエ得意のマリンボーダーはタイツからカットソー、コートの裏地などあらゆる箇所に取り入れられ、セーラーパンツをアレンジしたオールインワンや、大きなセーラーカラーのコートなどと合わせて独特のマリンルックを完なる。フィナーレにはブルターニュから呼んだ楽団がパレードし、いつも通りハッピーな空気の中でゴルチエ劇場の幕は閉じた。

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