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「ラッシュ」がカナダと米国事業のパイオニアを不正会計で提訴

 英国発フレッシュハンドメードコスメ「ラッシュ(LUSH)」展開するラッシュ コスメティクス(LUSH COSMETICS LTD. 以下、ラッシュ社)は、長年の北米事業のライセンシーであるラッシュ カナダ(LUSH CANADA 以下、カナダ社)と、同社のオーナーの一人でビジネスにも関与するマーク・ウルバートン(Mark Wolverton)氏を相手取り、妨害行為および不正会計でカナダ・バンクーバーの最高裁判所に提訴した。

 ラッシュ社は訴訟の詳細についてコメントを避けた。また、ウルバートン氏からもコメントを得られなかった。

 ウルバートン氏は、ラッシュUS(以下、US社)とラッシュ インターネット(LUSH INTERNET)に出資しており、これらの事業の社長兼財務担当兼事務担当も兼任している。ラッシュ社は訴状の中で、ウルバートン氏がカナダ事業と米国事業の財務情報を「不適切に混合」し、US社からカナダ社へ不適切な送金を行ってきたと主張する。また、カナダ社とUS社の上級財務担当者が過去6年間で少なくとも6回は数カ月で退職しており、新たな最高財務責任者を任命したいラッシュ社に対してウルバートン氏が反対することで可決に必要な賛成数を得られず、取締役会が膠着状態に陥っていると訴え、ウルバートンの「不適切な行為」を非難し、「株主としてラッシュ社の利益を抑圧、または不当に害した」と主張する。

 ウルバートン氏と一族は90年代にカナダに「ラッシュ」を持ち込み、1996年にバンクーバーに店舗をオープン。後に事業を米国にまで広げ、現時点でカナダに53店舗、米国に200店舗以上を展開する。

 カナダ社の2019年の売上高は2億7870万カナダドル(約224億円)、営業利益(EBIT)は1590万カナダドル(約12億円)で、US社の同年の売上高は3億8640万ドル(約409億円)、EBITが4200万ドル(約44億円)。

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