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リカルド・ティッシが性的暴行か ティッシは「事実無根」と完全否定

デザイナーのリカルド・ティッシ(Ricardo Tisci)に薬物を使用された上で性的暴行を加えられたとして、被害を受けたとされるパトリック・クーパー(Patrick Cooper)は、ニューヨーク州最高裁判所に提訴した。クーパーは訴状の中で、ティッシとは2024年6月に米ニューヨーク州のイースト・ハーレムにあるバーで出会い、会話を交わしたが、目を離した隙にティッシが飲み物に薬物を混入したと主張。また、薬物の効果が現れた後、クーパーをニューヨーク市内にあるティッシのアパートに連れて行き、退去を妨げたうえで性的暴行を加えたと主張している。その際、クーパーは同意能力がなかったとし、ティッシによる「捕食的かつ性的で違法な暴行・傷害行為」を防ぐことも抵抗することもできなかったという。ティッシのスポークスマンは、「これらの申し立ては事実無根である。ティッシはこの虚偽かつ悪意ある告発に対して自身の潔白を証明することを望んでおり、適正な法的手続きを通じて名誉を回復する」と声明を発表した。

クーパーは、補償的および懲罰的損害賠償に加え、「訴訟費用、弁護士費用、その他裁判所が妥当と認めるあらゆる救済措置」を求めている。なお、請求額は「下級裁判所の管轄限度を超える」金額とされている。

ティッシは、過去には「バーバリー(BURBERRY)」や「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクリエイティブ・ディレクターを務めた人物。23年に「バーバリー」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを退任した後はデザイナーとしての表立った活動は見られなかった。近年では、アート・フォトグラファーとしてプロジェクトに携わっているとみられ、ライフスタイル系ファッションブランドとのコラボレーションも近日中に発表される見込みだ。

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