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「ブルガリ」が時計合同展を主催 新型コロナで中止の大型見本市の受け皿に

【追記3月24日】新型コロナウイルス拡大の影響を受けて、「ブルガリ」は4月26日からスイス・ジュネーブで開催予定だった「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」を延期する。

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の「ブルガリ(BVLGARI)」は、スイスの時計ブランド「ブライトリング(BREITLING)」や、ケリング(KERING)傘下の「ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)」「ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)」、独立系ブランドと共に展示会「ジュネーブ ウォッチ デイズ(GENEVA WATCH DAYS)」を行う。一つのブランドが、ライバル企業にも声を掛けてイベントを開く形だ。「ブルガリ」は2月に、世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)2020」からの撤退を発表していた。

 時計見本市をめぐっては、「バーゼル・ワールド」および「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」が新型コロナウイルスの影響で相次いで2020年の中止を発表したばかりで、「ジュネーブ ウォッチ デイズ」の会期は「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」が開催予定だった4月26~29日。コンベンションセンターに一堂に会するのではなく、いくつかのホテルなどで時期をそろえて行うスタイルとなる。スイス・ジュネーブ州は、これを全面的に支援するという。

 ジャン・クリストフ・ババン(Jean Christophe Babin)=ブルガリ・グループ最高経営責任者(CEO)は、「『ジュネーブ ウォッチ デイズ』は主に欧州のバイヤーやメディアを対象としたもので、現在『ショパール(CHOPARD)』や『H.モーザー(H.MOSER & CIE.)』にも声を掛けているところだ。ブルガリが主催するとあって、参加に興味を示すブランドはほかにもあるはずだ」と話す。今後、運営委員会を立ち上げ、ジュネーブ州と共に参加者の安全と衛生の管理にあたる。

 「ジュネーブ ウォッチ デイズ」は、「バーゼル・ワールド」や「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」に代わる大型見本市として長期的な開催を想定するものではなく、「小規模の代替イベントだ」という。さらにババンCEOは、「新型コロナウイルスの拡大に伴う困難や閉塞感を打破したい」と続けた。

 また「ブルガリ」は、4月上旬から欧州以外の世界各地でも展示会を巡回させる。