ここからは、「WWDJAPAN」の各カテゴリー担当者が注目する新アフォーダブル・ラグジュアリー・ブランドを紹介したい。こちらの記事で列挙した定義に沿ったブランドの多くが掲げる、リアリティーに即した価値観にも注目したい。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月1日号からの抜粋です)
「ソンボン」| フランス
BRAND PROFILE
創業:2017年
およその価格帯:3800円〜1万円程度
販路:20カ国、百貨店・専門店など約1000店舗
日本の代理店:フォルテ 卸約60店舗
天然素材にこだわり、本来の“香り”が
持つ力を最大限に引き出す
「ソンボン(100B0N)」は知る人ぞ知るフレグランスブランドだ。 “自然由来で、環境にやさしい製品を手の届く価格帯で”をキーワードに、「エルメス(HERMES)」や「シャネル(CHANEL)」などのビューティの商品開発を手掛けたクリストフ・ボンバーナ(Christophe Bombana)が2017年に創業。ブランド名は100%天然香料を使用していることからフランス語で“100”を意味する“ソン(cent)”、同じく“香り”を意味する“ソン(sent)”と、地球と肌、心に“良い”という思いを込めて“ボン(bon)”を組み合わせている。ボンバーナは、「複雑でエリート主義的になってしまった香水の世界で、原点に立ち戻る必要性を感じて『ソンボン』を創業した。天然香料を用いたシンプルな処方で本来の香りの姿を表現している」と話す。
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