ビジネス
連載 エディターズレター:MARKET VIEW 第56回

表参道の石灯籠

有料会員限定記事

表参道の石灯籠

数年前に新聞記事を読んで以来、表参道の石灯籠をじっくり見るようになりました。

表参道と青山通りの交差点に立つ2基の石灯籠。高さ6mほどの大きなものですが、ケヤキ並木の風景に溶け込んで気に留める人は少ないでしょう。台座がところどころ破損し、黒ずんでいます。これは1945年5月の山の手空襲の爪痕なのです。

一晩で約4000人が犠牲になった山の手空襲で、表参道は壊滅的な被害を受けました。交差点に設置された追悼碑には「表参道では、ケヤキが燃え、青山通りの交差点付近は、火と熱風により逃げ場を失った多くの人々が亡くなりました」と刻まれています。追悼碑は抑制された表現になっていますが、雨のように投下された焼夷弾の破壊力は凄まじく、表参道は火の海になりました。住宅や商店はもちろん、ケヤキ並木も数本を残して焼失しました。

生き残った人たちの証言をまとめた書籍「語りつぐ『表参道が燃えた日』」には下記のように記されています。

この続きを読むには…
残り845⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

コラムの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026-27年秋冬パリも「愛着」のムード TASAKIの新トップインタビュー、阪急うめだ本店の改装も【WWDBEAUTY付録:「第9回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト 2026」結果発表】

3月23日発売の「WWDJAPAN」は、2026-27年秋冬パリ・ファッション・ウイークの特集です。メンズやミラノに続き、パリも「愛着」のムード。TASAKIの新トップインタビュー、阪急うめだ本店の改装など、ニュースも盛りだくさんです。「WWDBEAUTY」は「第9回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト 2026」の結果発表です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。