ファッション

「ラコステ」のクリエイティブ・ディレクターが退任 コレクションへのアプローチを見直しへ

 「ラコステ(LACOSTE)」のルイーズ・トロッター(Louise Trotter)=クリエイティブ・ディレクターが退任した。パリでの小規模なプレゼンテーションで披露された2023年春夏のアイテムが最後に手掛けた仕事になった。同ブランドは今後、クリエイティブなアプローチを見直し、集団的なビジョンにフォーカスしたチーム体制へと移行するという。

 トロッターは18年10月に就任し、19年2月のパリ・ファッション・ウイークでデビュー。ランウエイコレクションだけでなく、より商業的なコレクションも監修してきた。同氏は、「創業者ルネ・ラコステ(Rene Lacoste)のレガシーに関わることができ、この上なく光栄に思っている。私は、彼のスポーツの価値観をこれからも持ち続けるだろう」とコメント。そして、「私を支えてくれたクリエイティブチームには何よりも深く感謝している。彼らなしでは、私は存在しなかった。スタジオは私のクリエイティブなホームになり、みんなの情熱とインスピレーションによって、私たちは大きな夢を見ることができた。今後のさらなる発展を祈っている」とチームへの思いを述べた。同氏の今後については、明らかになっていない。

 「ラコステ」は今年、創業90周年を迎える。最近では、22年12月にインターパルファム(INTERPARFUMS)と15年間の世界的なライセンス契約を締結。既存のコティ(COTY)との契約終了後、24年に新しい香水ラインをローンチする予定だ。

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