ファッション

「ラコステ」がブランド初のNFTを発売 所有することでデザインに関して発言権も

 「ラコステ(LACOSTE)」は“Undw3(読み方:アンダーウォーター)”と題した同ブランド初のNFTを6月14日に発売した。ワニが水面に顔を出した画像のNFTは、0.08ETH(イーサリアム)で販売し、1万1212個用意した。この個数は、アイコンアイテムのポロシャツ“L1212”に由来しているという。なお発売時、0.08ETHは約100ドル(1万3000円)程度だった。

 ラコステのキャサリン・スピンドラー(Catherine Spindler)最高責任者(CEO)は今回のNFTを、「Web3をはじめとする非中央集権(ディセントラライゼーション)のムーブメントに乗るという我々の意欲と野心を表している。ブランドのクリエイティビティと前衛性を象徴するような、ブランドとファンの共同制作などのインタラクティブな体験を用意している」という。

 このNFTの保有者はリアルのスペシャルアイテムに限定アクセスして購入できるほか、デザインに関して自分の意見を発言する場が設けられる。ラコステはリアルとバーチャルの架け橋となるような“長期的なコラボレーション・コミュニティ”を作ろうとしているという。同ブランドはツイッターで、「ファンとのつながりがより重要になっていく中で、次のステップはブランドのファンをコアチームの一員として迎え入れることだと考えている。保有することでラコステ・ファミリーに加わり、我々の将来の方向性について発言することができる」と説明。プロジェクトについての詳細は近日中に発表するとしている。

 「ラコステ」は6月初めにディスコード(Discord)を開設。3月にはゲーム「マインクラフト(Minecraft)」とのコラボレーションプロジェクトを発表し、Web3に進出した。

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