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伊ジュエラー「ブチェラッティ」を「カルティエ」の親会社が買収

 「カルティエ(CARTIER)」や「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」を擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は9月26日、イタリアのジュエラー「ブチェラッティ(BUCCELLATI)」の親会社であるブチェラッティ・ホールディング・イタリア(BUCCELLATI HOLDING ITALIA)の株式100%を、中国企業のガンスー・ガンタイ・ホールディング・グループ(GANSU GANGTAI HOLDING GROUP以下、ガンタイグループ)などから取得した。買収の金額など詳細は非公開。

 ヨハン・ルパート(Johann Rupert)=リシュモン会長は、「『ブチェラッティ』はそのスタイル、起源、クラフツマンシップにおいて、当社が擁するほかのジュエリーブランドを補完できる数少ない存在だ。独特のスタイルを持つ同ブランドを、長期的な目線で発展させていきたいと考えている。クリエイティブで個性的なジュエリーを探している顧客のニーズに応えてくれるだろう」と語った。

 アンドレア・ブチェラッティ(Andrea Buccellati)=ブチェラッティ名誉会長兼クリエイティブ・ディレクターは、「多くのラグジュアリーブランドを擁し、ジュエリー分野の経験が豊富な名門のリシュモンに加わることができて大変光栄に思う。長期的に戦略を策定する同社の考え方は素晴らしいと思うし、『ブチェラッティ』がリシュモンの一員として可能性を広げ、成果を上げられることを楽しみにしている」と述べた。

 シュイ・ジェンガン(Xu Jiangang)=ガンタイグループ創設者兼会長は、「名門ジュエラーである『ブチェラッティ』の中国市場への進出をサポートし、そのブランド強化に貢献できたことを大変うれしく思っている」とコメントした。なお、ジャンルカ・ブロゼッティ(Gianluca Brozzetti)=ブチェラッティ最高経営責任者によれば、同ブランドは2018年にアジアで5店舗オープンしており、それにけん引された全体の売上高も2ケタ成長となったという。

 ガンタイグループは17年8月にブチェラッティを買収。しかし当初から、高いクラフツマンシップを誇るイタリアのハイエンドジュエラーとはミスマッチなのではないかと言われていた。