ファッション

高級腕時計ブランドがブロックチェーン技術で“デジタル鑑定書”

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が擁する高級ウオッチブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は、ブロックチェーン技術を利用してビンテージウオッチの真贋などが分かるようにすると発表した。

 同ブランドは、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」と並んで“3大時計ブランド”と称される世界最古(1755年創業)のウオッチブランドで、収集したビンテージモデルを「レコレクショヌール(Les Collectionneurs)」として鑑定書と共に展示・販売している。紙の鑑定書は偽造の恐れがあるが、ブロックチェーン上に記録された情報は変更や複製が不可能だ。こうしたブロックチェーン技術を活用して時計に個別の識別番号を付け、それが本物である証明書や価値などのデータを付帯させて、偽造不可能な“デジタル鑑定書”にするという。「ウオッチを購入したり、コレクションしたりする事業に大きな変革をもたらすだろう」と同ブランドは語った。

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)も、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームの「オーラ(AURA)」を5月16日に発表したばかりだ。これにより、原材料が調達された国や製造工程などの記録を消費者が追跡でき、製品が本物かどうかも確認できるという。まず傘下ブランドの「ルイ・ヴィトン」とパルファン・クリスチャン・ディオール(PARFUMS CHRISTIAN DIOR)で導入し、順次拡大していく。

 なお、ラグジュアリーブランドでは緒に就いたばかりのブロックチェーン技術だが、食品業界では原産国や加工、流通の過程を正確かつ迅速に追跡する方法としてすでに実用化されている。

VACHERON CONSTANTIN x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“非効率“が人を呼ぶ 次世代SCの新常識 10年ぶりの「SC特集 2026」

「WWDJAPAN」8月3&10日合併号は、10年ぶりのショッピングセンター(SC)特集です。2025年のSC総売上高は33兆1238億円と統計開始以来最高を記録した一方、新規開業は建築コスト高騰の影響で18SCにとどまり、こちらは統計開始以来の最少。淘汰と大型化が同時に進む中で、「選ばれる館」と「消える館」を分ける基準はどこにあるのか。特集のキーワードは「セレンディピティ・インフラ」。ネットやA…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。