ファッション

「一日一汗」で仲良くなれる 「ルルレモン」流コミュニティーヨガのススメ

 編集部員さえ驚く(!?)ファッション・ヴィクティムで、ここ数年は、これまた呆(あき)れられるくらい(!!)ジムホリック(ジム中毒)な「WWD JAPAN.com」編集長ムラカミが、オシャレに変貌するエクササイズ業界に潜入!カラダを張って最新エクササイズを体験レポートし、長年の経験からオシャレ度をジャッジします。

 さて今回は、「ルルレモン(LULULEMON)」原宿店の2階にある「イグナイト ヨガ スタジオ(IGNITE YOGA STUDIO)」が舞台。このスタジオは“「ルルレモン」卒業生”のエドワーズ壽里(じゅり)さんが主宰しています。

 ‪6月10日‬発売の「WWDジャパン」で表紙からドカンと特集していますが、「ルルレモン」は、今私たちが考えるべき価値観「インクルージョン(包摂・包括性)」と「ダイバーシティー(多様性)」における先進的な存在。世界にはいろんな人がいるのだから、「ルルレモン」での働き方も色々でいい。究極、自身のビジョンとゴールのためなら「ルルレモン」を離れても構わないというスタンスで、日本でも在日外国人から兼業スタッフ、外部スタッフまで、十人十色な人たちが個性豊かに、自分らしく働いています。

 「そんなバラバラな人たちが、どうやって結束するの?」と聞いたら、その答えは「一日一汗」という聞き慣れない言葉。「ルルレモン」のスタッフは団結や協調が必要な時、例えば重要なミーティングの前などには必ず、みんなで体を動かし、汗をかくのだそうです。その理由は、「人間は汗をかいた時、ウソをつかないから」。

 確かに、そうかも!この価値観、一緒に体験してみたい!!ということで、「ロバート ゲラー(ROBERT GELLER)」とのコラボコレクションお披露目に際して来日した本国カナダ・バンクーバーのスタッフと、ジャパン社の皆さん、それにもちろん「イグナイト ヨガ スタジオ」のお客さんと一緒に、新プログラムの“筋トレヨガ”に挑戦です。

原宿とは思えない静かな環境
飾らない施設に多様な人が大集合

評価☆☆☆☆

 さて「ルルレモン」原宿店は、キャットストリートから1本奥に入った静かなエリアの路面店。その2階の「イグナイト ヨガ スタジオ」を金曜の朝イチに訪れると、太陽光が燦々と降り注ぐイイ感じの開放感。そこに本国スタッフと思われる外国人、ジャパン社スタッフの同年代なオジ様たち、そしてヘルスコンシャスな女性が集い、‪朝10時‬のクラスは満員御礼です。

 施設自体は、ナチュラルムードの簡素な作り。トイレが男女兼用で1つしかないのは「女性は、気にならないの?」と心配になるところですが、ダイバーシティーな「ルルレモン」併設のヨガスタジオに通う女性は、気にしないのかな?でもシャワールームが男女それぞれのロッカーに複数台あるのは、原宿ど真ん中にしては珍しいのだそう。「ロバートゲラー」コラボに着替え、スタジオインです。

“ヨガ”よりむしろ“筋トレ”
ダンベルを持って英雄のポーズ

評価☆☆☆☆☆

 ヨガは毎週日曜日、大手フィットネスクラブでパワーヨガのレッスンを受けていてヨカッタ!!そう思わずにはいられない、サクサク進むパワーヨガでした。「ルルレモン」愛好家が集うから、ちょっぴりアドバンスなクラスなのかもしれません。直立の状態からチャトランガー、そしてダウンドッグという基本姿勢に始まり、椅子のポーズ、英雄のポーズなどドンドン進みます。

 中盤以降は、筋トレの様相が強くなります。スタジオインの時、ヨガマットの脇に置いた小さなダンベルが活躍するのは、ここから!例えば英雄のポーズなら、ピーンと伸ばした左右の手にダンベルを持って、さらに腕を小刻みにシェイク。英雄のポーズは足をほぼ直角に曲げるので大腿筋にメチャクチャ効くのですが、ダンベルのおかげで腕もキツい!!そこに腹筋や、屈んだまま左右の足を交互に伸ばす「もうヨガじゃなくね!?」なエクササイズも加わって、爆汗。中盤以降は、今日出会ったばかりの「ルルレモン」な皆さんと思わず、「キツくね?」的なアイコンタクトを交わしてしまいます。“筋トレヨガ”は、どちらかというと“筋トレ”でした。

 終盤は、恐怖の有酸素&筋トレエクササイズ、バーピージャンプまで登場!!終わった時は安堵の開放感に包まれ、気づいたらお隣の「ルルレモン」PRとハイタッチしてました(笑)。通常のヨガレッスンでは、なかなか得られない高揚感です(笑)。

 その後もスタジオ脇のベンチでは、水やヘルシージュースを飲みながら、「思ったよりキツかった!」とか「以前体験したエクササイズでは……」なんて話が続き、油断すると会話のヒートアップとは裏腹に、汗が引いてカラダは冷めてしまいそう。汗をかくことで生まれたコミュニケーションは持続性が高いようで、シャワーの後も1階の「ルルレモン」でお話したり、コーヒーを飲んだりのギャザリングタイムが楽しくて仕方ありません。来店するまで、お互い見ず知らずの存在だったのに(笑)。

 「ルルレモン」の1階にはコミュニティースペースがあって、ここは誰でも使用可能。ぶっちゃけ「ルルレモン」の商品を買わなくても、「イグナイト ヨガ スタジオ」に通っていなくても滞在OKで、「パソコン開いてメール送らなきゃ!」って時は座って、Wi-Fi拾って、仕事とかもできちゃいます(笑)。原宿のど真ん中だし、ありがたいかも。

 なるほど「一日一汗」、一緒に汗をかくって、確かにコミュニケーションを瞬時に深めてくれて、なんかいいかもです。

 ちなみに「ルルレモン」、「一日一汗」は別に「イグナイト ヨガ スタジオ」で同僚と一緒じゃなくても構わないという、これまたオープンな考えを持っています。ということで社員はフィットネスクラブでも社交ダンスでも、カラダを動かすことにお金を費やしたら、その“控除”が受けられるそう。スゴ!!

 カラダを動かすことで「ルルレモン」の先進的ダイバーシティーなマインドを体感して瞬時にブランドファンに。今では海外出張の時、「ロバート ゲラー」コラボのスパッツで飛行機に搭乗しております。北米では、このブランドのショッパーを手にスパッツを履いて、ヨガマットを背負う“「ルルレモン」スタイル”で地下鉄に乗っちゃう女性がめちゃくちゃ多いんです。それだけブランドを愛しちゃう理由は、コミュニティーの強さでした。

 「ルルレモン」のインクルージョン&ダイバーシティーについて知りたい方はコチラ

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コロナ禍の現地取材で見えた“パリコレ”の価値 2021年春夏コレクション続報

「WWDジャパン」10月19日号は2021年春夏コレクションの続報です。コロナ禍でデジタルシフトが進んだコレクション発表ですが、ミラノとパリではそれぞれ20ブランド前後がリアルショーを開催。誰もがインターネットを通じて同じものを見られる今、リアルショーを開催することにどんな意味があるのか?私たちはリアルショーを情熱の“増幅装置”だと考え、現地取材した全19ブランドにフォーカス。それぞれの演出やクリ…

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