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緩と急 キックボクシングと瞑想を交互に繰り返す最新“暗闇系”エクササイズにトライ

 編集部員さえ驚く(!?)ファッション・ヴィクティムで、ここ数年は、これまた呆(あき)れられるくらい(!!)ジムホリック(ジム中毒)な「WWD JAPAN.com」編集長ムラカミが、オシャレに変貌するエクササイズ業界に潜入!カラダを張って最新エクササイズを体験レポートし、長年の経験からオシャレ度をジャッジします。

 さて、今回も本当なら女性専用。暗闇キックボクシングの「バーネス スタイル」にお邪魔致しました。最近の“暗闇系”は、もはや一つのコンセプトでは不十分らしく、そこにホットな空間、インナービューティへのアプローチ&メソッドをプラスするのが当たり前になっていますが、「バーネス スタイル」もそんな感じ。暗闇キックボクシングに、瞑想的なマインドフルネスというアプローチを加え、心身双方にアプローチします。キックボクシングでエクササイズして、マインドフルネスで自己コントロール。ONとOFFを切り替えることで高い集中力をキープし、運動効果を高めると言いますが、さぁ、実際そんなに上手くいくものでしょうか(笑)?

初心者から上級者まで。
ワン・フォー・オールな空間設計

評価 ★★★★★
 

 向かったのはもはや“暗闇系”の聖地と化した印象さえある、銀座。更衣室などはベリー清潔。室温はおよそ30度。そこにいるだけでジンワリ汗をかきそうな空間で、エクササイズスタートです。

 銀座のスタジオには、思いっきり殴ったり、蹴ったりできるサンドバックが全部で39台。つまり一度に最大39人がレッスンを受講可能ですが、うちインストラクターに近い前3列は初心者向けのスペース。動きに自身のない女性たちは、優先的に特等席をゲットできます。

 この工夫、めちゃくちゃ良いです!!ジムのスタジオレッスン経験者ならご存知だと思いますが、普通のジムは大抵、常連さんこそインストラクターの近くに陣取ってしまうもの。事情を知らない“新参者”がベスポジに飛び込むと、定位置を取られた常連さんは、「アラ、この子なんなのかしら?」的なプレッシャーを醸し出し、周りの人たちは「あ〜、あの子、いきなりあんな場所行っちゃって……」とビビる。そんな光景を目にすることは度々あります。ジム界では、ベスポジを占領する“お局”的存在を「右大臣・左大臣」と呼んでいるくらい(笑。もちろん、全てのジムに大臣がお二人もいるワケではありません。そして、そういう方々も大抵良い人です。マジで)。ジムに行ったら、場所取りで変に悩まず、気持ちよく汗をかきたいですよね?そんな人にぴったりのルールです。ちなみにこのスタジオには、慣れてきた人、そして集中したい人のために、ちょっぴり隔離されたパーソナルスペースもあります。

体験コースでこのキツさ。
暗闇でも “へっぴり”を痛感(苦笑)

評価 ★★★★
 

 さて、肝心のエクササイズの話に移りましょう。今回体験したのは、45分のトライアル的コース。ということで最初の15分はフォーム解説、続く30分で8曲のワークアウト。合間にマインドフルネスというメディテーション的セッションを挟みます。

 ボクササイズ的なレッスンはご近所ジムで何度か受けたことがありますが(正直、そんなにハマらなかったのです)、「バーネス スタイル」のレッスンは圧倒的にアップテンポ。パンチも、キックも、フットワークもスピーディーなので、有酸素運動として効果的なのはもちろん、体幹の重要性を痛感します。特にパンチからのキックは、ヤバい。完全にへっぴり腰なのがわかります(笑)。暗闇でヨカッタ(かもしれないw)。インストラクターさんは、「遠くまでパンチを繰り出すと広背筋や上腕三頭筋に効きますよ」と教えてくれますが、このスピードでは、なかなか思い切ったストレートは繰り出せない!!そんな感じです。

 “暗闇系”のポイントでもあるクラブ的な演出については、「バーネス スタイル」はトップクラス(笑)。レーザー光線がバンバン変わり、カラダの横を通過したり、降り注いでテンションが上がります。

マインドフルネスがなきゃダウン確実。呼吸と集中力を取り戻す

評価★★★★★

 「バーネス スタイル」を体験した時は、体脂肪率が8%台だったからでしょうか?持久力が問われる有酸素パートは、体験コースと侮ることなかれ、かなりのモンです。

 でも合間合間のマインドフルネスが実に効果的。瞑想して呼吸を整えると次の有酸素運動が頑張れるし、「どうせ連打なんだから、ちょっとくらい適当にやっても良くね?」とか「スピード早いから、フォームはこだわらなくていいっしょ?」みたいな不埒な考えがリセットされます(笑)。圧倒的スピードで展開するレッスンだからこそ必要なマインドフルネス。オンとオフ。緩急。そんな言葉が頭をよぎるレッスンです。

 キックボクシングもマインドフルネスも、同じ暗闇。同一空間をうまく使うことで、飽きさせない工夫は、大したモンです。