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“ZOZO流”服のサブスク「おまかせ定期便」、1年でサービス終了

 ファッションECモール「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するゾゾ(ZOZO)は3月25日14時半に「おまかせ定期便」のサービスを終了するとサイトで告知した。4月1日から新規の申込みを停止する。同日11時過ぎ、一足早く日本経済新聞電子版が「ZOZO、服の定期配送『おまかせ定期便』終了へ」と報じていた。

 「おまかせ定期便」は、2018年2月に提供を開始。利用者が登録したデータ(体形や予算、好みのテイストやサイズ感、嫌いな柄など)の情報をもとに、ZOZOが「販売員」と呼ぶ「アパレル経験が豊富な専門スタッフ」によって選ばれたアイテムやコーディネートを定期的(1カ月に1回、2カ月に1回、3カ月に1回の3タイプ)に5~10点送るサービス。「ゾゾタウン」で扱う50万点以上の商品の中から選んで利用者に送付。届けた商品の参考コーディネートや着こなし活用術などのレターも同封していた。利用者は、気に入った商品のみを手元に残し、不要なものは送られてきた段ボールで7日間以内に送り返すだけ。利用料や返品手数料は無料で、商品の購入代金と送料のみを負担するというビジネスモデルだった。サービス終了にあたり、4月1日から新規申し込みを停止。サービス利用者への発送は次回分で終了する。

 ファッションのサブスクリプションサービスでは、2011年に創業し、AIと約3500人のスタイリストの感性を融合させたサービスでIPO(株式公開)を果たした米国のパーソナル・スタイリング・サービス「スティッチ・フィックス(STITCH FIX)」が先駆的な存在だ。日本ではレンタルサービスを行うエアークローゼット(AIR CLOSET)が17年10月に新サービス「ピックス(PICKS)」をスタート。さらに、アマゾン(AMAZON)が「プライム・ワードローブ(PRIME WARDROBE)」として、18年6月から米国で、同年10月から日本でサービスを提供している。

松下久美:ファッション週刊紙「WWDジャパン」のデスク、シニアエディター、「日本繊維新聞」の小売り・流通記者として、20年以上にわたり、ファッション企業の経営や戦略などを取材・執筆。著書に「ユニクロ進化論」(ビジネス社)