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「マルベリー」にまさかの痛手 ハウス・オブ・フレーザー破綻の波紋広がる 

 英百貨店ハウス・オブ・フレーザー(HOUSE OF FRASER)の破綻を受け、マルベリー(MULBERRY)は4~9月期に特別費用として300万ポンド(約4億2000万円)を計上すると発表した。その結果、マルベリーの8月20日の株価終値は前日比28.2%減の409.00ポンド(約5万7260円)だった。

 ハウス・オブ・フレーザーは8月10日に日本の民事再生法に相当するイギリスの法律適用を申請したが、その数時間後に英リテールグループ、スポーツ ダイレクト(SPORTS DIRECT)の創業者マイク・アシュリー(Mike Ashley)に買収された。この買収手続きを担当する総合コンサルティング企業のアーンスト&ヤング(ERNST & YOUNG)の報告書によると、マルベリーに対するハウス・オブ・フレーザーの負債額は240万ポンド(約3億3600万円)だという。

 以前からマルベリーの英国での売り上げは横ばい状態だったが、ハウス・オブ・フレーザーの破綻が予期せぬ打撃となった。同社は昨年から“SEE NOW, BUY NOW”への移行も積極的に行っているが、大きな成果にはつながっていない。

 一方、同社の18年3月期の海外市場の売り上げは20%増だった。特にアジア市場に注力しており、昨年日本ではオンワードグローバルファッションと、18年6月には韓国のSHKホールディングス(SHK HOLDINGS)と合弁会社をそれぞれ設立し、販売を強化している。