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アマゾン、28日にホールフーズの買収完了 値下げや新店舗オープンを発表

 アマゾン(AMAZON)は6月に基本合意に達したホールフーズマーケット(WHOLE FOODS MARKET、以下ホールフーズ)の買収が28日に完了すると発表した。買収額は137億ドル(約1兆4900億円)で、統合後もホールフーズは本社をテキサス州に置き、価格や一部のオペレーション以外は、大きく変わらない。アマゾンは「オーガニックで高品質な商品を買い求めやすい価格で提供する」というビジョンに基づき、ホールフーズの生活必需品を速やかに値下げすると発表した。値下げ対象を広げることも早期に実現するとみられている。

 また、アマゾンが提供するプライム会員のプログラムとホールフーズの売り上げシステムも28日から統合する。これによって今後プライム会員は、ホールフーズの特別割引や購入特典を手にする。将来的には、在庫管理や物流、値下げなどにも応用する。

 一部のホールフーズ店舗にはアマゾンのロッカーサービスが導入され、アマゾンで発注した商品の受領と返品が可能となる。一方で、ホールフーズの一部商品がアマゾンで購入可能となるなど、相乗効果を生む。

 ジェフ・ウィルク(Jeff Wilke)=アマゾン ワールドワイド コンシューマー部門最高経営責任者(CEO)は「これは序章にすぎない。アマゾンプライムという制度をホールフーズの特典プログラムとして位置付け、徐々に値下げを行っていく」と話す。ジョン・マッキー(John Mackey)=ホールフーズ共同創業者兼CEOも「ホールフーズとアマゾンがタッグを組んだら何ができるのかを消費者に披露するのが楽しみだ」と語った。

 同買収について一部政治家は、ホールフーズの雇用や給与の削減の恐れがあるとして問題視した。これに対し連邦取引委員会は、アマゾンがこれまで食料品小売事業を行っていなかったことや、ホールフーズの約400店が加わったとしても独禁法に抵触しないと判断した。アマゾンは新店舗をオープンするため従来通り雇用を創出すると話しているが、新規オープンの店舗数は非公開。アマゾンのスポークスパーソンのコメントは取れなかった。