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プーチ16年度は純利益23%増 売上高約2600億円目指す

 プーチ(PUIG)の2016年度決算は、売上高が前年比9.0%増の17億9000万ユーロ(約2130億円)、税引き前利益が同19.0%増の2億1500万ユーロ(約255億円)、純利益が同23.0%増の1億5500万ユーロ(約184億円)だった。

 同社は15年に売上高20億ユーロ(約2600億円)を目指す3年計画を発表した。マーク・プーチ(Marc Puig)最高経営責任者は、同計画は順調に進んでいるという。「3年計画の1年目は利益よりブランドの成長を優先した。3年目の終わりには、利益率がこの計画以前のレベルに達するだろう」。

 プーチはすでに「ジャンポール・ゴルチエ」のファッション部門を擁しているが、16年1月に同ブランドのフレグランス事業を資生堂の子会社のボーテ プレステージ インターナショナル(BEAUTE PRESTIGE INTERNATIONAL)から買収した。買収当時、「ジャンポール・ゴルチエ」はプーチの売上高の約10%を占めると予測されていた。その後プーチはニッチなフレグランスブランドに投資続けた。昨年はロサンゼルス発のブランド「EBフローラルズ(EB FLORALS)」やブラジルのラグジュアリー化粧品ブランド「グラナード(GRANADO)」の少数株式を取得した。また、15年に「ペンハリガン(PENHALIGAN)」と「ラルチザン パフューム(L’ARTISAN PARFUMEUR)」を買収し、16年はそれらの出店を加速した。昨年は「プラダ(PRADA)」の「ロム」と「ラ ファム」、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」の「ルナ」、「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」の「グッド ガール」などの香水をローンチした。

 ファッション部門では「キャロリーナ ヘレラ」が設立35周年を記念し、イベントや本をローンチした。「ジャンポール・ゴルチエ」は回顧展「フロム・ザ・サイドウオーク・トゥ・ザ・キャットウオーク(From the Sidewalk to the Catwalk)」が12カ国を周遊し、200万人以上の来場者を記録した。

 今年はすでにコロンビアとオーストラリアに完全子会社を設立した。また、アジア市場有数のディストリビューターであるラクサシア(LUXASIA)と合弁会社の立ち上げについて契約を締結。東南アジアのビジネス拡大を図る。