ビジネス
連載 エディターズレター:MARKET VIEW 第67回

無印コスメ「これでいい」のだ!

有料会員限定記事

無印コスメ「これでいい」のだ!

「天才バカボン」のパパの決めゼリフは「これでいいのだ!」ですが、「無印良品」のビジョンの一つは「これでいい」です。

なぜ「これでいい」なのか。一見「これがいい」の方がポジティブな感じがします。しかし無印は「これがいい」という強い嗜好性ではなく、「これでいい」という抑制のある満足感に軸足を置きます。高度大衆消費社会のアンチテーゼとして誕生した無印らしい謙虚さかもしれません。同社は公式サイトの中で「『で』にもレベルがあります」として下記のように説明します。

「『で』の中には、あきらめや小さな不満足が含まれるかもしれません。従って『で』のレベルを上げるということは、このあきらめや小さな不満足を払拭していくことなのです。そういう『で』の次元を創造し、明晰で自信に満ちた『これでいい』を実現すること。それが無印良品のヴィジョンです」――。

「で」と「が」。たった一文字の違いが、無印を無印たらしめてきました。

この続きを読むには…
残り956⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“愛着”という新しいラグジュアリー  2026-27年秋冬メンズ・コレクション詳報

クワイエット・ラグジュアリーの潮流が続くメンズファッションでは、テーラードジャケットやコート、ミリタリーウエアやジーンズといったメンズワードローブのステイプル(定番)を基底に置いたスタイルが、引き続き提案の主軸。この間に目まぐるしく続いたデザイナー・シャッフルの様相に反して劇的な変化は見られないものの、デザイナーたちの思索の深層では、新たな価値転換が起こり始めています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。