LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2025年1~6月期(上半期)決算は、売上高が前年同期比4.5%減の398億1000万ユーロ(約6兆8473億円)、営業利益は同15.3%減の89億9800万ユーロ(約1兆5476億円)、純利益は同21.6%減の56億9800万ユーロ(約9800億円)の減収減益だった。
部門別の売上高では、スターブランドの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などを抱える主要事業のファッション・レザーグッズ部門が同8.0%減の191億1500万ユーロ(約3兆2877億円)だった。LVMHはブランド別での業績を開示していないが、セシル・カバニス(Cecile Cabanis)最高財務責任者(CFO)によれば、「ルイ・ヴィトン」の成長率は引き続きほかのブランドを上回ったものの、「ディオール」はアジア太平洋地域の不調が響き、部門平均を下回ったという。また、部門の営業利益は同18.0%減だったが、営業利益率は34.7%と高い水準を維持していると説明した。
「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「ブルガリ(BVLGARI)」「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などを擁するウオッチ&ジュエリー部門は、アナリスト予想をやや上回る同1.2%減の50億9000万ユーロ(約8754億円)だった。
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