ファッション
特集 ウィメンズリアルトレンド2025-26年秋冬 第2回 / 全12回

人気スタイリスト濱本愛弓のトレンドなき時代の攻略法 2025-26年秋冬を徹底解説

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PROFILE: 濱本愛弓/スタイリスト

濱本愛弓/スタイリスト
PROFILE: (はまもと・あゆみ)大阪の美容学校を卒業後、アパレル販売を経験。4年近いアシスタント期を経て2018年に独立。モード誌やファッションメディアを中心に幅広く活動する

「WWDJAPAN」6月23日号の表紙モデルのスタイリングは、人気スタイリストの濱本愛弓が担当した。彼女が思う今季らしい着こなしとは何か。「エストネーション(ESTNATION)」と「アナイ(ANAYI)」の2025-26年秋冬アイテムを使ったスタイリングのポイント、個人的に気になるムードやアイテムについて聞く。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月23日号からの抜粋です)

メンズライクなムードに女性らしさを潜ませて

スタイリングの主役はファー素材のブルゾン。かつてウィメンズのアウターはコートの一強だったように思うが、ここ数年でブルゾンの存在感が強まってきた。そんなボーイッシュなムードをスタイリングで全身に広げるのが気分。今回は、腰に“いなたい”チェックシャツ、足元にはスエード生地のスリッポンを合わせた。ファーという女性らしい素材も、合わせるアイテム次第でいつもとは違った表情を見せることができる。

さりげない肌の見せ方で女性らしさも忘れない。今回で言えば、中に着込んだVネックのトップス。首元の肌見せは着込みがちな秋冬だからこそきく。女性らしさは、鮮やかな赤のグローブ、パールのチャームが付いたバッグといった小物使いでも補った。このようなレディーライクにもメンズライクにも偏らないスタイリングは、昨今の「ミックス&マッチを楽しむ」トレンドとも合致するのでは。

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