百貨店やファッションビルブランド、セレクトショップの2025-26年秋冬の打ち出しが出そろいました。今季は、ランウエイで広がった“優しさ”や“包容力”を感じさせるアイテムやスタイリングがリアルトレンド市場にも波及しそうです。一方、今春夏に「クロエ(CHLOE)」がけん引したボーホーシックなスタイルは、やや勢いが弱まっています。
特集は、“売れる服”を作る4つのポイントと題し、「ムード」「カラー」「スタイリング」「バッグ&シューズ」の4カテゴリーのトレンドを整理するところからスタート。これらを踏まえた、人気35業態のイチオシルックをご紹介します。特に光った7ブランドには、ディレクターをはじめとした商品企画の責任者に、今季のテーマや大切にしたこと、暖かく・短くなる冬を戦うMD戦略について聞きました。
そのほか、「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」を擁すケリング(KERING)の新CEO・ルカ・デメオ(Luca de Meo)氏の経歴、アナリストらの見解、同社の現状についてまとめました。仏自動車メーカーであるルノー・グループ(RENAULT GROUP)を率いた彼は、転換期のケリングに何をもたらすのでしょうか。巻末の「ファッション&ビューティパトロール」では、ステディ スタディPRの赤木南氏が発酵レシピをご紹介。多忙な現代人の皆様、お腹だけでなく心まで満たしてくれる麹メニューをお試しあれ。
(COVER CREDIT)
PHOTO : KAI NAITO(TRON)
HAIR & MAKEUP : TAEKO SUDA
STYLING : AYUMI HAMAMOTO
MODEL : ESTRELLA GOMEZ(BRAVO)
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN : CHIGE(GWISUB JUNG)
プレミアムフレグランスが活況 香水砂漠は香り沼になるか
ビューティ付録は、盛り上がりを見せるプレミアムフレグランスを特集します。長年、日本は香水砂漠と呼ばれてきました。それが、コロナを機に消費者が香りに目覚め、フレグランス市場は毎年2ケタ成長しています。
メジャー・ニッチ問わず、昨年ごろから各社、3万〜5万円のプレミアム商品に注力しています。メーカーやディストリビューターにプレミアム市場の商況やプレミアム化の背景について取材したほか、ブランドや百貨店が顧客が顧客体験向上のためにどのような取り組みを行っているか紹介します。また、多くのラグジュアリー・ブランドがエントリー商品としてフレグランス強化の背景についてひもときます。
定例連載の「マーケットリポート」は、口コミやSNSによる指名買い目的が多い「ヤフーショッピング」と、若年層から支持が高いファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」のコスメ専門モール「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」の3〜5月の商況をリポート。「今注目の美容師インタビュー」では、メンズサロン「アンサー(ANSWER)」の内田佳祐代表に、独立のきっかけや新店のコンセプトなどについて聞いています。
(WWDBEAUTY COVER CREDIT)
PHOTO:JUNPEI KATO
PROP STYLIST:TAKASHI IMAYOSHI
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)