スイスのスポーツブランド「オン(ON)」はこのたび、陸上競技の3000メートル障害走の日本記録保持者であり、2024年のパリ五輪でも同種目で8位入賞した三浦龍司選手(SUBARU陸上競技部所属)とアスリート契約を締結した。「今年の最大の目標は、9月に東京で開催される世界陸上でのメダル獲得。自国開催ゆえアピールできる面は大きい。『オン』の契約アスリートとしてしっかり結果を出していきたい」と、記者会見に登壇した三浦選手は話した。
会見に合わせて、「オン」で主に米国やアジア太平洋地域のアスリートマネジメントを担当するスティーブ・デコーカー氏も来日。「日本は『オン』にとって非常に重要で成長可能性の大きい市場。アスリートが始めたブランドとして、トップアスリートとの関係性作りを大切に考えている。三浦選手は日本でも海外でも結果を出している、トラック競技の世界ベストアスリートの一人」とコメント。「三浦選手をサポートすることで、日本の次世代アスリートにも(こんなふうに選手として活躍できるんだという)インスピレーションを与えられる」と続けた。
「オン」は1月に、当時駒澤大学4年で陸上競技部主将を務め、4月から実業団の名門の1つ、富士通に加入した篠原倖太朗選手とのアスリート契約も発表した。街履きのライフスタイルシューズとしての認知も高いが、箱根駅伝でも24年、25年と各3人の着用者が出て、アスリートが信頼するパフォーマンスシューズというイメージも広がりつつある。