ビューティ

エマ・ワトソンが「プラダ」の新作香水の顔に 監督デビューについて米「WWD」に語る

 「プラダ(PRADA)」はこのほど、新作ウィメンズフレグランス“パラドックス”のキャンペーンを公開した。同キャンペーンのショートフィルムでは俳優のエマ・ワトソン(Emma Watson)が主演しただけでなく監督としても携わったことで話題を呼んでいる。

 “パラドックス”はその名の通り、社会のプレッシャーや規範に逆らうように自分らしく生きることをコンセプトとしている。「まさに私の生き方だと思った。『プラダ』が描く女性像は、常に好奇心を持っている自由な女性。社会からさまざまなプレッシャーや制限を受ける中でも、私自身も常に自由な発想を持つように努めている。あらゆる女性に自由と強さ、自信、パワーを与えられるようなプロジェクトに携わりたかった」とエマ。

 ここ数年カメラの前に立つことがなかった彼女にとって、同キャンペーンは久しぶりの出演となっただけでなく監督としてのデビュー作にもなった。エマは米「WWD」に対し、「ちょうど監督業にも挑戦してみたいと思っていた時に、『プラダ』から声を掛けられ運命だと感じた」と話した。実は7歳の時から監督という仕事に興味を持っていたという。「誰も私に監督の仕事を持ちかけることもなかったから、まさか自分がなれると思っていなかった。でも、ストーリーを作って語ることは昔から好きだったし、得意だと思っていた」と続ける。

 「プラダ」のクリエイティブ・ディレクターを務めるミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)について「ミウッチャは従来の美の概念に囚われず、これまでフェミニニティ(女性らしさ)を再定義してきた。ステレオタイプを疑問視し覆すような新たなフェミニニティの形だと思う」と語った。

 “パラドックス”はロレアル(L’OREAL)が「プラダ」のフレグランスとビューティ製品のライセンスを2021年1月に取得後、初めてゼロから手掛けたフレグランスだ。ロレアルのヤン・アンドレア(Yann Andrea)「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」インターナショナル・ジェネラル・マネジャーは、「本質を求め、本当に必要とされるような、テクノロジーを駆使した今日のラグジュアリーの要素を取り入れた。同時に、現代女性が持つ多面性もたたえたかった」と話した。

 ボトルデザインは、ブランドを象徴する三角形のロゴを再解釈した形状を取り入れた。調香は香料メーカーのジボダン(GIVAUDAN)のマスター調香師であるナデージュ・ル・ガランテゼック(Nadege Le Garlantezec)、シャマラ・メゾンデュー(Shyamala Maisondieu)、アントワーヌ・メゾンデュー(Antoine Maisondieu)が手掛け、タイムレスでアバンギャルド、ナチュラルで革新的な香りをイメージして創作。サステナビリティを意識し、モロッコ産のネロリオイルをはじめとする倫理的に調達した原料に加え、レフィル可能なボトルにこだわった。

 ロレアルは「プラダ」のビューティライセンスを取得後、まずは既存のフレグランス製品の立て直しに着手。その一環で “ルナ ロッサ オーシャン”を発売し、同シリーズは世界中でヒットした。中でもアメリカでは「プラダ」の香水ビジネスの規模は8位にランクインし、市場平均の2倍のスピードで成長した。最近はリアル店舗での展開に加え、オンラインビジネスの成長に注力し、アメリカではフレグランス専門の自社ECサイトをローンチした。同社は今回の“パラドックス”の売り上げ見込みを明かさなかったものの、業界筋は年内におおよそ1億ドル(約143億円)を達すると予測する。

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