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中国2大商戦「618」 4つのポイントから見る消費トレンド

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 独身の日(W11)と並ぶ中国の2大商戦である618のセールが今年も行われた。一部のプラットホームは結果を発表していないが、京東(JD.com)の取引総額は前年比27.7%増の3438億元(約5兆8446億円)で過去最高を更新した。また今年はショート動画·ライブ配信アプリの「抖音」と「快手」も本格的に618キャンペーンに参加した。(この記事はWWDジャパン2021年7月12日号からの抜粋です)

 従来は6月18日を最終日とするセールだが、今年はTモール、京東ともに5月24日から予約期間(プレセール)を開始し、販売期間は6月1~20日と長期にわたった。長期化の一方で、5月に施行したインターネット取引監督管理弁法(以下、新弁法)など電子商取引に関するルール規定により、プラットホームは特典ルールを簡略化するなどの手段によって販売活動の過激化を避け、秩序を保った。

 そうした中でも美容カテゴリーの売り上げ成長率は高く、調査会社のECデータウェイによるとTモールの美容製品の売上高は前年同期比22.2%増だった。また星図データによると618期間中のスキンケア·メイクアップの売上高は同17.8%増の512億元(約8704億円)に達し、うち231億元(約3927億円)がTモールだった。そのほか、今回の618で見られた4つのトレンドと傾向を紹介する。

POINT 1
ライブコマース·動画コンテンツは
引き続き重要に

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