ロレアルはこのほど、Netflixシリーズ「エミリー、パリへ行く」にも出演した俳優でプロデューサーのフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー(Philippine Leroy Beaulieu)を「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」のフランスアンバサダーに起用した。6月9日に、同氏が出演する“エイジ パーフェクト コラーゲン エクスパート”の新キャンペーンを公開する。
アンバサダーの就任についてルロワ・ボリューは、「とても驚いたわ。何でも知っている偉大な賢者というわけではないけれど、人々に共有できると思うことを共有するつもり。それは素晴らしいことだし、私は『ロレアル パリ』が女性たちにもたらすものが大好きなの」と話す。さらに、「アンバサダーとして伝えたいメッセージは、自分や他人を追い込むのはやめましょう、ということ。私たちは非常に偏った社会に生きていて、人々を非難し、追い込んでいる。その方が世界を理解しやすいし、楽だとは思う。でもそれは私たちをあらゆるものから、そして互いから切り離してしまう。私は固く閉ざしているドアを緩め、開くことができると思うの」と述べ、「人の年齢についても同じことが言える。人生はさまざまな経験の連続のようなもの。数字とは関係ない。年齢についてはソフトでクールでありましょう。柔軟さが大事よ」と続けた。
また、ルロワ・ボリューは子どものころからスキンケアにこだわっていたという。「祖母に連れられて、エステティックサロンに行ったのを覚えているわ」と10代のころを振り返る。「昔からクリームが好きだったの。化粧はあまりしなくて、仕事のためね。私生活ではマスカラだけ」と話した。
マリー・ジュリー・モノ(Marie Julie Monnot)=「ロレアル パリ」フランス担当ジェネラルマネジャーは、「フィリピーヌは“フレンチ・シック”を体現する存在としてフランス国内外のあらゆる世代に知られている。自分の価値観を信じることができる居場所を提供するというブランドのミッションと共鳴する、自由奔放な美の持ち主。年齢を強みとして大胆に謳歌することで自由の意識を広め、世界中の女性たちの真のインスピレーション源となる」と述べる。
フィリピーヌ・ルロワ ・ボリュー とは
ルロワ ・ボリューはアーティスト一家の中ローマで育ち、16歳でパリへ移住。演劇の勉強を始め、俳優を志すようになった。1983年公開のロジェ・ヴァディム(Roger Vadim)監督によるコメディードラマ映画「さよなら夏のリセ」でデビュー。2年後、コリーヌ・セロー(Coline Serreau)監督によるコメディー映画「赤ちゃんに乾杯!」でセザール助演女優賞にノミネートされたことがターニングポイントとなった。
今後の活動についてルロワ ・ボリューは、「『エミリー、パリへ行く』のシーズン5を撮影した後、夏に新たなプロジェクトの撮影がある。9月か10月にまた何かあるんだけれど、まだヒミツ」と話す。一方で同氏は、来年予定されているプロジェクトに言及した。「ダークなスリラーは挑戦したことがないし、面白そうだと思っているの。今後もたくさんの計画があるから楽しみ」と語った。