ファッション

「ディオール」と「サカイ」がコラボ 阿部千登勢のハイブリッドスタイルとキム・ジョーンズのデザインが融合

 「ディオール(DIOR)」のキム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック・ディレクターは、阿部千登勢による「サカイ(SACAI)」とコラボレートする。「ディオール」のアイ(I)の部分に「サカイ」のロゴがプリントされたデザインなど、両ブランドのアイデンティティーを融合し、アクセサリーも含む57アイテムをそろえる。11月に発売する予定だ。価格帯は、「ディオール」のメインコレクションより少し高めに設定するという。

 アイテムは、「サカイ」の定番「ハイブリッド」スタイルを生かして「ディオール」の仕立てにスポーツウエアの要素を織り混ぜている。カラーパレットは黒や紺、白、クリームカラーで、ボマースタイルのジャケットや、「ディオール」のアイコンとして知られるサドルバッグにナイロン素材を使うなどしている。キムはお気に入りのアイテムはバッグだという。「バッグとしての機能性も高く、日本的なデザインが光っている。千登勢とのコラボだからこそ生まれたものだ」とコメントした。

 「日本を訪れるときは、必ず『サカイ』に立ち寄っている。千登勢のこともずっと大好き。世の中で一番かっこいい女性の一人だと思っている。『ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)』にいた時代からずっと構想を練っていた。ようやくコラボが実現する。日本が大好きで、通常は年に6回は訪れている。もう最後に行ってから一年以上たってしまった。こんなに空いたことはこれまで一度もない。コラボではそれぞれのブランドの大切な部分を混ぜ合わせている。パンデミックでも対話を続ける一つの手段でもあった」。

 阿部は、「キムが東京に来たときには、私たちのショールームでどこのお店に行ったら良いか、おすすめの古着屋さんなどたわいもない話をしている。彼とのそんな時間が大好き。これまでの他ブランドとのプロジェクトも含め、コラボレートする際はお互いが対等であるよう意識している。これは私にとってとても大切で、どちらかが一方がすごく力を持っているようなコラボはしない。キムとは長く友好関係を築いているため、プロジェクトを開始した当初からずっと楽しく取り組めた」とコメントした。

 両者は15年以上の親交がある。「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」を手掛けるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)や「ジバンシィ(GIVENCHY)」のマシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)=クリエイティブ・ディレクター、「アンブッシュ(AMBUSH)」のユン・アン(Yoon Ahn)=クリエイティブ・ディレクターらと共に、ストリートウエアをラグジュアリーに取り入れている。

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