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パリコレと、BLACKPINK&小松菜奈 エディターズレター(2021年3月24日配信分)

※この記事は2021年03月24日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

パリコレと、BLACKPINK&小松菜奈

 今シーズンのパリコレを一通り見終わり、BLACKPINKや小松菜奈さん的な人たちがモードに大きな影響を与えていることを再認識しました。この記事(BLACKPINKのJISOOが「ディオール」のアンバサダーに就任 8日発表の新コレクションは彼女が着想源)にある通り、「ディオール」は大きな影響を受けていることを公言して憚りませんが、「シャネル」も!「ヴァレンティノ」も!!なのです。具体的に言えばブラックミニドレスや、ミニスカートやショートパンツにジャケット、そこにニーハイブーツと小さなクロスボディバッグ(かっちりスクエアなら尚よし)のスタイル。これだけ聞くと、「それってBLACKPINKですか?小松菜奈さんですか?」と疑問に思う人もいるでしょう。でもそこにパッツン前髪、大胆なキャットアイやキレイなスモーキーアイが加わるとどうでしょう?「あ、BLACKPINKだ」とか「なるほど小松菜奈さんっぽい」と感じる人は増えるハズです。

 ここには、実にたくさんのトレンドが潜んでいます。参考にすべきスタイルアイコンはもちろん、「何を着る?」ではなく「どう着る?」という価値観の台頭、普遍性は残しつつも高揚感につながるドラマ性を加味したデカ襟やフリル付きのスタンドカラーブラウス、少しだけブルーを加えて表現する“透明感のある黒髪”……。ブルーを加えた“透明感のある黒髪”は、「愛の不時着」の大ヒットも影響し、日本の大人世代の間でも人気だそうです。

 と、ここで、自宅のTVからのパリコレ取材が脱線し、BLACKPINKのMVと小松菜奈さんが登場する動画のザッピングが始まります。まず見たのは、K-POPにおける過去10年のMV総再生回数ランキングに関するYouTube動画。私のK-POPは2011年、2NE1の「Go Away」や「I AM THE BEST」「UGLY」以降更新が滞りがちでしたが(苦笑)、BLACKPINKやBTSを改めて、ちゃんと見た次第です。あくまで個人的な感想ですが、BLACKPINKやBTSは、2NE1やBIGBANG、SUPER JUNIORに比べて、「シュッとしてるのに強い」ですね。私は、後者の「わかりやすく強い」も好きですが、今っぽいのは前者の「シュッとしてるのに強い」でしょう。

 そこからYouTubeを彷徨うと、BLACKPINKにおいては本人登場のダンス動画から、スタイリストやヘア&メイクアップアーティストによるファッション&ビューティのヒント集、もちろんファンが勝手に編集してくれたUGCまでさまざまなコンテンツがまさに無数に存在し、「世界に広がるって、こういうことか」と実感します。タイ出身のLISAが現地の子どもたちとリモート交流してエールを送るオフィシャルコンテンツでは、涙を流す始末です(苦笑。土曜の夜、多少酔っ払っておりましたw)。エンタメ先進国の韓国では、セレブやKOLのパパラッチを捉えるどころか、その時身につけていたファッション、テーブルの上に転がっていたビューティアイテムを特定するインスタグラムアカウントも大人気です。

 そして小松菜奈さんは「WWDジャパン」の公式TikTokアカウントで「シャネル」の2021-22年秋冬コレクションに関する動画をアップすると、過去最高のパフォーマンス!これまた「シュッとしているのに強く」、なのに時々はにかんでカワイイ小松さんと、永遠の定番である「シャネル」のスタイルが若い世代の共感を誘っているのだろうと感じます。

 あぁ、ようやくBLACKPINKがちょっとだけ“自分ごと化”できました。いつになるかわかりませんが、次に弊社のSNS担当から「BLACKPINKのLISAが来場します。写真、押さえてください!」なんて指令が飛んできたら、躊躇せず、会場に飛び込み、ミッションをコンプリートしたい‼︎こんな失敗は、2度と繰り返したくないと願ったのです(笑)。

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