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「グッチ」の親会社、1〜3月は売上高15%減の予想

 ケリング(KERING)は3月20日、「新型コロナウイルスの影響に関する当初予想」というプレスリリースを発表した。これによれば、2020年1〜3月期(第1四半期)の売上高は前年同期比13〜14%減、既存店ベースでは同15%減を見込んでいるという。また第2四半期の売り上げも大幅な落ち込みが予想されることから、20年上期の経常利益も減少すると見られるが、実際の数字を発表するのは時期尚早だとしている。

 「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」などのブランドを擁する同社によれば、中国本土での客足や売り上げの減少は回復しつつあるものの、アジア太平洋地域のほかの市場では依然としてマイナスの影響が大きいことに加えて、ここ数週間は西欧や北米での業績が急激に悪化しているという。

 これらへの対応として、同社は原価基準の見直しや、必要な運転資金の抑制などを盛り込んだ行動計画を策定する。また事態の収束後を見据え、中長期的に業績を回復させられるように、市場での優位性を維持しつつ経常利益を確保できるよう努める。

 同社は、「新型コロナウイルスはラグジュアリー業界の強さを奪うものではない。当社の財務状況は健全であり、中長期的には強固なビジネスモデルに基づいて成長できると確信している」とコメントした。第1四半期決算は4月21日に発表する。