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「ルイ・ヴィトン」 × 「シュプリーム」のトランクが「エルメス」のワニ革バーキンと同額の1360万円で落札

 オークションハウス、クリスティーズ(CHRISTIE'S)がオンラインオークション「ハンドバッグ x ハイプ(Handbags x Hype)」 を開催し、210万ドル(約2億2680万円)以上の売り上げとなった。

 中でも注目を集めたのは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「シュプリーム(SUPREME)」のコラボアイテム“ルイ・ヴィトン x シュプリーム モノグラム マル クーリエ 90トランク(LOUIS VUITTON x SUPREME MONOGRAM MALLE COURRIER 90 TRUNK)”で、「エルメス(HERMES)」の“ヒマラヤ ナイルワニ バーキン 30(HIMALAYA NILOTICUS CROCODILE BIRKIN 30)”と同じく最高額の12万5000ドル(約1360万円)で落札された。いずれも落札予想最低価格の倍額だ。

 今回オークションに出品された全商品の89%が落札されたが、「シュプリーム」の商品はそれを上回る95%が落札された。同ブランドが老舗ピンボールメーカー、スターン・ピンボール(STERN PINBALL)と協業したピンボールマシンが3万2500ドル(約350万円)、ボクシングギアのセットは1万7500ドル(約189万円)、ニューヨークを拠点とするポップアーティストのカウズ(KAWS)とのコラボアイテムであるスケートボードはサイン入りの2枚組が3万2500ドル(約350万円)だった。また、“ルイ・ヴィトン x シュプリーム レッド クラシック モノグラム スケートボード(LOUIS VUITTON x SUPREME RED CLASSIC MONOGRAM SKATEBOARD)”は3万ドル(約324万円)で落札された。

 「エルメス」のバッグでは、北アイルランド出身のアーティスト、ナイジェル・ピーク(Nigel Peake)とコラボレーションしたマルチカラーの“バーキン”が予想の3倍である4万7500ドル(約513万円)で落札されたほか、ミモザ色のワニ革で作られた“バーキン”が5万ドル(約540万円)で落札された。

 クリスティーズのケイトリン・ドノヴァン(Caitlin Donovan)=ハンドバッグ・アクセサリー販売部門ヘッドは、「需要は常に変化している。今回これほどの成功を収めたのは、現在“ラグジュアリー”だと考えられているものは何かを適切にとらえることができたからだ。米国、アジア、ヨーロッパ、中東など世界中から入札されたことを大変うれしく思っている」と語った。

 オークションといえば美術品を取り扱っているイメージが強いが、ここ数年はラグジュアリーブランドのハンドバッグをはじめ、スケートボードやスニーカーなどが資産価値のあるコレクターズアイテムとなったことから、オークションハウスで競売にかけられるケースが増えてきた。

 仏競売会社アールキュリアル(ARTCURIAL)は、2018年には「シュプリーム」に特化したオークションを、19年2月にはマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が手掛けた「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA)」の作品277点を扱ったオークションを開催。ロンドンのオークションハウス、ボナムス(BONHAMS)が19年7月に実施した競売には「シュプリーム」のスケートボード・コレクションが出品され、10万ポンド(約1420万円)で落札された。また同じく7月には、サザビーズ(SOTHEBY’S)とニューヨークのリセールストア「スタジアム・グッズ(STADIUM GOODS)」がレアなスニーカーコレクション100点のオンラインオークションを開催し、カナダ人コレクターのマイルス・ナダル(Miles Nadal)が合計128万7000ドル(約1億3899万円)で全て落札した。この中には1972年のオリンピック陸上予選に出場する選手のために「ナイキ(NIKE)」が製作した“ムーン・シューズ(MOON SHOES)”も含まれているが、この一足だけで43万7000ドル(約4719万円)をつけており、スニーカーの落札価格としては史上最高額となった。