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アーバンリサーチのキャンプ場は滞在方法を選べて温泉にも入れる 家族で楽しめる心地よい場所

 アーバンリサーチは9月、長野県茅野市の蓼科湖畔にキャンプ・ロッジ・キャビンの3タイプの宿泊施設を備えた「タイニーガーデン(TINY GARDEN)蓼科」をオープンした。八ヶ岳の玄関口である蓼科は標高1250mに位置し、新宿から車や電車で2時間半。別荘地としても有名で、残暑の厳しい都内とは打って変わって、9月でも過ごしやすい。白樺の木々に囲まれた湖畔に、澄み切った空気が心地良く、それだけでも十分魅力的だ。

 「タイニーガーデン」とは、アーバンリサーチが7年前から群馬・嬬恋で開催しているキャンプイベント「タイニーガーデンフェスティバル」に由来する。中馬剛仁マネージャーは、「当初は(心地よい暮らしをテーマにしたレーベル)『アーバンリサーチ ドアーズ』の10周年を記念し、ブランドを体感してもらうためにはじめた。“小さな庭先でお客さまをもてなす”ように規模は1500人ほど。ファミリーで楽しめることもポイントで、今では子どもだけでも400人ほどが来場する。ただ、無印良品のキャンプ場を借りていたため、その都度設営や解体をしなければならず、3回目ぐらいからいつでも来ていただける場所があればいいなと考えていた。嬬恋の会場は湖のほとりにあるので、それを再現できる場所を探していた」ときっかけを説明する。

 アーバンリサーチは、蓼科湖畔にあったキャンプ場、約1万5840平方メートル(4800坪)を前オーナーから買収。施設内には、温泉旅館を改装したロッジや、宿泊小屋であるキャビン、オート・フリーキャンプサイト、ワークショップなどができるマルチスペースのワークステーションなどがある。リノベーションは、空間デザイン会社パドル(PUDDLE)の加藤匡毅代表が担当した。

 ロッジには、和・洋7部屋の客室とショップ、カフェを併設。地下には弱酸性の泉質が特徴の温泉施設もある。「屋外でも使えるような素材を屋内でも使い、中と外を勘違いするような空間を目指した」(加藤代表)。客室は20~35平方メートル。「フライターグ(FREITAG)」とパートナーシップを組み、各部屋にランドリーバッグなどとしても活用できるバッグを完備する。カフェでは地元食材を使用したメニューを提供し、ショップでは新たに立ち上げたアウトドアのオリジナルレーベル「エカル(EKAL)」を中心にアウトドアグッズなどを並べる。ロッジから続くデッキスペースは、ヨガなどのアクティビティーでも使えるようにデザイン。倉庫を改装したワークステーションにはキッチンなども完備し、20~30人の企業向けにも貸し出す。キャンプエリアには、テントが張れる12のオートサイト・フリーサイトと芝生を囲むように建つ24棟のキャビンを用意。キャビンには、備え付けのベッドから寝具持ち込みまでの3タイプがあり、小さな子供の宿泊も可能だ。滞在の仕方に合わせ、宿泊方法を選択できるのもうれしい。価格は季節にもよるが、ロッジやキャビンは、1泊2食付きで大人1人7000円台~1万5000円程度。素泊まりだとキャビンで大人1人2000円前後~。テントエリアだと1人1700~2000円程度。今後は、蓼科湖でのSUP(スタンドアップパドル)や八ヶ岳でのトレッキングなどのアクティビティーの計画もある。

 アーバンリサーチの竹村幸造社長は、「兼ねてから自分たちのフィールドを持ちたいと考えていた。東京からもアクセスの良い場所を常に探しており、ココは地図を見た瞬間にビビッと来た。お客さまは“本物”を常に求めていらっしゃる。われわれの目指す家族で楽しめるアウトドアを提案し、新しい情報発信の場所にしたい」と話す。収益については「利益は出るのかと言われると簡単なことではない。ただ、自分たちの“好き”の延長でやっていることに意味があり、何か新しいことが生まれるチャンスでもあると思う。今後は、地域とのコラボレーションなどを通して、地域創生にも一役買いたい。これからの季節は紅葉も楽しみだ」と期待を込めた。

 なお、「タイニーガーデンフェスティバル」の開催方法は現在検討中だという。

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