「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」はこのほど、初の住宅プロジェクト「メゾン マルジェラ レジデンス(MAISON MARGIELA RESIDENCE)」を発表した。
人工島“パーム・ジュメイラ”に全25戸を展開
同プロジェクトは、アラブ首長国連邦のドバイを拠点とする不動産開発会社アルタ リアル エステート ディベロップメント(Alta Real Estate Development)とパートナーシップを締結したことで実現。初のレジデンスは、ドバイのランドマークとして知られる巨大な人工島“パーム・ジュメイラ(Palm Jumeirah)”に建設され、全25戸のユニットを展開する。どのユニットも独自のテクニック「デコルティケ」の採用や光学的なホワイトの凹み部分に樹脂が流し込んだディテールなど、「メゾン マルジェラ」の美学を反映したラグジュアリーな居住空間に仕上げ、イタリア人建築家のカルロ・コロンボ(Carlo Colombo)と共同設計した特注家具コレクションを設置するという。また、「メゾン マルジェラ」がキュレーションした図書館をはじめ、アートギャラリーやフィットネススタジオ、インフィニティプール、ジム、スパなども併設する。
「メゾン マルジェラ」を擁するOTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長は、「マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)、そして現在のグレン・マーテンス(Glenn Martens)ら偉大なファッションクチュリエたちにより築かれた、30年以上の歴史を持つアイコニックなメゾンのコードを結集できたことは、とても刺激的な経験だ。この初のプロジェクトを創り上げることは非常にインスピレーションに満ちており、これが今後も続く多くのプロジェクトの始まりとなり、一点モノのファッションハウスとしての揺るぎないスタイルを定義することを願っている」とコメントした。