ファッション

ゴールドウインが富山県に40万㎡の「自然と遊ぶ公園」、年150万人の来場見込む

ゴールドウインは4月25日、富山県南砺市で進めている体験型複合施設「プレイアースパーク ネイチャリング フォレスト(PLAY EARTH PARK NATURING FOREST)」の全貌を発表した。創業地である富山県小矢部市に隣接する南砺(なんと)市桜ヶ池周辺の約40ヘクタール(約40万㎡)の敷地に、国内外のガーデンデザイナーや建築家によるキャンプ場やヴィラ、コテージ、物販、公園、ガーデン、アクティビティ施設などを備える。27年初夏の開園を予定し、年間100〜150万人の来場を見込む。ゴールドウインの渡辺貴生社長は「子どもたちの豊かな未来のため、魅力的な自然の遊び場を提供する」という。

「プレイアースパーク ネイチャリング フォレスト」の着工は今年5月で、27年春の竣工、同年初夏の開園を予定する。全体はヴィラ・レストラン、キャンプ場、ガーデンで構成される「ガーデンエリア」、子ども向けの遊具のあるパークやアクティビティのある「パークエリア」、森の中にコテージや展望台のある「フォレストエリア」の3つのエリアで構成する。総投資額や宿泊費、利用料などは今後の発表になるが、「近隣の住人も含めて子どもたちに遊んでほしいという思いがあり、そういった場合の経済的な負担はなるべく低くしたい」(渡辺社長)という。

国内外から気鋭のガーデンデザイナーや建築家が8組が参画

全体のランドスケープデザインは、カタール国土計画やあさひかわ北彩都ガーデンなど国内外の大型プロジェクトを手がける高野ランドスケープ・プランニングの村田周一氏、ガーデンデザインは世界的なガーデンデザイナーのダン・ピアソンが担当する。

キャンプ場はイギリスの建築家コレクティブで建築家として初めてターナー賞を受賞したアセンブル、展望台とコテージはレバノン出身の建築家で大阪・関西万博のバーレーンパビリオンも手掛けたリナ・ゴットメ、子どもの遊び場となる遊具建築は萬代基介、ヴィラはゴールドウインの中国の店舗設計なども手がける新素材研究所の榊田倫之、アウトドアのアクティビティセンターは地元富山の本瀬齋田建築設計事務所が手掛けた。

複数の物販施設等の入る「プラザ」は川島範久建築設計事務所が手掛け、県産材を活用した木造建築とし、国際的な持続可能な建築認証である「リビング・ビルディング・チャレンジ(Living Building Challenge)の国内初の取得を目指している。

施設及び公園の開発と運営は100%子会社のプレイアースパーク(PLAY EARTH PARK)が行う。ゴールドウインは4月に旅行会社のアルパインツアーサービスを子会社化しており、同社とも連携する。

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