左から、カメレオン ストーム ゴアテックス × パム、ハイドロ ネクスト ジェン モック × パム[/caption]height="800" class="aligncenter size-full wp-image-2449693" />
「メレル(MERRELL)」は、オーストラリア・メルボルン発のクリエイティブブランド「パム(P.A.M.)」との初となるコラボレーションシューズを発売した。両ブランドが掲げるテーマは「Life In-Between(境界は溶け合うことで、新しい輪郭を描く)」。アウトドアと都市、機能性と自己表現といった既存の境界を越え、新たなライフスタイルを提案する。今回のコラボレーションの着想は、「パム」共同創設者のミーシャ・ホレンバックがバイクパッキング中に体験した出来事にある。旅先で履いていたシューズが壊れ、代わりに「メレル」の“ハイドロ モック”を購入し、そのまま旅を踏破した。この経験が、異なるバックボーンを持つブランド同士の協業へとつながった。
両生類的な形状と毒々しいカラーリングが
都市の生活にも不思議とマッチ
ラインアップは、“カメレオンストーム ゴアテックス”と“ハイドロ ネクスト ジェン モック”の2モデル。前者は「メレル」を代表するハイキングシューズ“カメレオン”シリーズのDNAをベースに、ゴアテックスメンブレンや独自開発のアウトソールを採用。「パム」らしい有機的なパーツデザインやある種毒々しいカラーリングを組み合わせ、都市とフィールドの双方に対応する一足へと昇華した。後者はこのコラボストーリーの根幹でもある“ハイドロモック”の進化版をベースに、両生類を思わせる流線形のデザインを採用。軽量EVAフォームや高い通気性を備え、水辺から街中までシームレスに履けるモデルとなっている。今回の協業ではプロダクトだけでなく、ビジュアル制作にも両ブランドの世界観が色濃く反映された。キャンペーンはミラノを拠点とするクリエイティブユニットで、「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」などのムービーディレクションも務める「NO TEXT AZIENDA」が手掛け、東京を拠点に活動する特殊メイクアーティストAmazing JIROが参加。「Life In-Between」というテーマを、身体の変容や自然との融合を思わせるビジュアルで表現している。
今年4月オープンの気鋭セレクトが
コラボの思想を届ける舞台に選ばれる
発売に合わせて東京・南青山のセレクトショップ「ワークスアウト アオヤマ(WORKSOUT AOYAMA)」ではローンチイベントが開催された。同店は今年4月に営業を開始した韓国初のセレクトショップで、アウトドアやスポーツ、ストリートを横断する編集力に定評があり、「アシックス(ASICS)」や「サロモン(SALOMON)」などの限定プロジェクトを発信する拠点として国内外から注目を集めている。今回もシューズの販売に加え、DJによる音楽体験やインスタレーションを交えたイベントを実施。「パム」が持つアートやカルチャーの文脈と、「メレル」が近年強化するライフスタイル領域でのブランドイメージを来場者が体感できる場となった。アウトドアブランドとして培ってきた機能性を軸にしながらも、クリエイターやデザイナーズブランドとの協業を通じて、新たな顧客層へアプローチを続けてきた。今回も単なるデザインコラボレーションにとどまらず、アウトドアとファッション、自然と都市という異なるカルチャーを横断しながら、「メレル」のブランド価値を拡張する取り組みとして位置付けられる。