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メーガン妃、英「ヴォーグ」9月号のゲストエディターに自ら志願

 メーガン・マークル(Meghan Markle)=サセックス公爵妃殿下(以下、メーガン妃)が英「ヴォーグ(VOGUE)」にゲストエディターとして参加した。

 メーガン妃といえば、2018年12月10日に行われたイギリスの「ザ ファッション アワード(The Fashion Awards)」にサプライズ登場し、自身のウエディングドレスをデザインした「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)に「デザイナー・オブ・ザ・イヤー・ウィメンズ・ウエア(Designer of the Year Women’s Wear)」賞のトロフィーを手渡して話題をさらった。メーガン妃は息子の誕生に関して秘密主義を貫き、7月初めに行われた息子アーチーの洗礼式を一般公開することを拒否したことも記憶に新しい。

 何かと話題のメーガン妃だが、今度は全く面識のないエドワード・エニンフル(Edward Enninful)英「ヴォーグ(VOGUE)」編集長宛てに直接eメールを送りつけたのだ。米「WWD」が確認した9月号のエディターズレターでエニンフル編集長は「私はオーストリアの山で数日間を過ごしているときに突然メールを受け取った。差出人名は非常にシンプルな‟M”というもので、この不可解な一文字の差出人はいったい誰なのかと、少しのあいだ戸惑った」とつづられている。

 メーガン妃はエニンフル編集長に、自身がパトロンを務める女性の就職支援を行う英慈善団体スマートワークス(SMART WORKS)の活動に英「ヴォーグ」がどのように協力してくれるかについて話し合えないか、と持ち掛けた。その上で、近年称賛に値する影響力を発揮し、未来の社会を抜本的にそして建設的に変えていくことのできる全ての輝く女性チェンジメーカーたちを特集した特別号を共同編集できないか、と働きかけたのだ。エニンフル編集長は「私に考える必要はなかった。答えはイエス」とつづった。

 通常、雑誌の方から王室に対して何かを要求するものだが、その逆は起こらない。メーガン妃によるゲストエディターズレターの中で、彼女はこの件に関して緊張していたことを認めている。メーガン妃は「私は9月号がファッション業界にとってどれほど重要であるかを知っている。より素晴らしく、効果的に、さらなるインパクトを与えたいと考えたとき、私はファッションの持つ影響力にその機会を見出した。しかし、たった今お会いしたばかりの編集長に、イチかバチかで直接お願いをするのは少し不安でもあった」とつづっている。

 メーガン妃はエニンフル編集長とともに‟Forces for Change”(変革の力を持つ人びと)というタイトルのもと、15人の革新的な女性たちにスポットライトを当て、メーガン妃による前米大統領夫人のミシェル・オバマ(Michelle Obama)のインタビューも掲載する予定だと語った。

 メーガン妃は、アナイス・ニン(Anais Nin)の著書に登場する「私には強烈な恐怖心はないが、浅はかな生き方に対する大きな恐怖がある」という言葉からインスピレーションを受けたという。彼女は「今回のことで、プールの深いところに行けるのになぜ浅いところで泳ぐのだろうか?と考えた。これは人生に対する隠喩であると同時に、この問題に対する隠喩でもあるのだ。勇気を持とう。そして少しだけ深いところへ行こう」とつづっている。

 英「ヴォーグ」はこの問題に対して実によく対処した。情報筋によると、ロンドンの「ヴォーグ」本社で9月号が実際どのような内容になるのかを知る人はたったの13人しかおらず、公爵夫人に関してはコードネームを使うことになった。

 「ヴォーグ」内部では、本物と偽物のふたつの編集作業が同時に進められていた。本物の9月号の編集はケンジントン宮殿のメーガン妃のチームとともに、7カ月以上にわたる緊密な協力関係のもとで秘密裏に進められてきた。偽物の9月号の編集も先行して進められ、原稿を書いたりミーティングをしたりした。

 この特集を担当したデザイナーたちは、メーガン妃が同誌のゲスト編集者として関わっていることも、彼女が表紙に掲載した15人のほとんどを担当したことも知らなかった。彼らが知っていたのは、9月号にこの15人が登場するだろうということくらいだった。9月号は定期購読者には7月30日に届けられ、店頭に並ぶのは8月2日となる。