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「信頼形成はオフライン」ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース「EC特集2019 EC、実店舗 アナタの悩み解決します」

読み解きポイント「オフラインこそ信頼形成の場」

ニュースのポイント

 店舗とECの補完・融合をどう進めるか。「WWDジャパン」がアパレル各社のEC担当に取材。顧客との関係強化、販売促進、効率的な在庫管理といった狙いに対する、2019年度の各社の取り組み、状況や課題をレポート。

CKRはこう読む!

 「1340万人」。記事にもある「MUJIパスポート」の国内会員数です。サービスを開始して9年。重みを感じる数字です。良品計画が今年注力するのは「オフライン」。ここにオムニコマースのヒントが隠されています。

 スマートフォンを持ち歩く生活は、常にオンラインの状態。だからこそ、オフラインであるリアルな場所が、企業と顧客、両者の信頼形成において重要なタッチポイントとなります。気分が落ち込んだとき、たまたま入ったカフェでコーヒーを頼んだら、「新作のチョコ始めました、お試しにいかがでしょうか?」と笑顔でプレゼントされて、ほっこり。こんな体験は、店舗でしかできません。

 投資の世界では、顧客との接点を持つ企業の価値がどんどん上がっています。すでにファンを抱えるアパレル企業は、大きな可能性を秘めているとも言えます。 

 あとはテクノロジーの使い方。評価のためにどんなデータを取得するのか?この設計が大切です。例えば、接客数だけを評価軸にすると、数をこなせばいいという雑な接客になってしまいます。そこに顧客一人あたりの対応時間を加えれば、質の高い顧客対応も可能です。

 それぞれの企業のビジョンにあった取り組みを楽しんでブラッシュアップしていくこと。これがオムニコマースで一番大事なポイントかもしれませんね。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中