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「“自分の頑張り”を可視化する」ジュエリー業界の自家需要に納得 ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャーに勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、様々な記事につぶやきを添えます。

今日のニュース「国内主要各社に聞くジュエリー市場の課題」

読み解きポイント「お守りは、“自分の頑張り”を可視化するジュエリー」

ニュースのポイント

 少子化やギフト需要の減少により日本のジュエリー市場は縮小しているかと思いきや、女性の自家需要の伸びとインバウンド消費などの影響で規模は拡大している。日本の主要企業4社にインタビューしたところ、EC強化やコスチュームジュエリー市場の再開拓、カスタマイズサービスなど、現状の課題や取り組みが見えてきた。

AZUはこう読む!

 社会人5年目女子、まんまと「自家需要」の担い手になっています。小さなベンチャー企業で働いているので「ボーナスでどどんとお買い物!」というのは夢のまた夢ですが、そろそろ大人の女性を名乗れる年齢に差し掛かってきたので、キラリ輝くジュエリーを「自分買い」したいお年頃。ざっくりいうと可処分所得の1/4程度を洋服代に費やしているのですが、ここ最近はジュエリーの割合が増加傾向です。その理由を考えたところ、身につけるものに「お守り」や「ご褒美」という意味を欲しているからでした。個人的な感覚で恐縮ですが、洋服は攻撃力、ジュエリーは守備力アップの装備なのです。

 記事にある通り「女性の自家需要」はどんどん増えると思います。私の周りにいるファッション業界「以外」の女子たちを見ていると、洋服にはそこまでお金をかけないけれど、ご褒美ジュエリーは定期的に買っている子もチラホラ。「ジュエリーは贈ってもらうもの」というマインドも昔ほど強くはないだろうし、D2Cブランドなどでは高品質でお手頃、トレンド性も備えたアイテムが揃うので、気軽に「自分買い」できる選択肢も増えてきました。自分で好きに買ったほうが、待つより早いのも本音です(笑)

 仕事の責任が徐々に重くなってきたり、仕事と人生を天秤にかけなければいけない場面に出くわしたり、同世代女子と話していると、「やけ食いでは済ませられない、大きなストレスを抱えることが増えてきた」と感じます。「あーもうやんなっちゃった、」とインスタグラムのストーリーズに投稿したくなる衝動を抑えるには、ふとした瞬間目につく箇所に、「自分の頑張りを可視化した何か」を置いておく必要があるのです。それはタイピングする指元で輝くブルートパーズの指輪だったり、リップを直す時に見えるパールのイヤリングだったり。

 余談ですが最近自分買いしたのは「マザーハウス(MOTHERHOUSE)」と「アルティーダ ウード(ARTIDA OUD)」の天然石リング。前者は大きな任務が終わったご褒美として買ったのですが、いつも買う服の値段と変わらない価格だったのにもかかわらず購入まで3週間ほど悩み、「決心が必要な買い物をする」というのが今の私にとっての贅沢なのかもと思いました。毎日つけているのですが、見るたびにその時の奮闘を思いだして「あの時以上に頑張るぞ」と小さな輝きに鼓舞されます。

 ちなみに、次欲しいのは「シャルロット シェネ(CHARLOTTE CHESNAIS)」のピアス。将来頑張って手に入れたいのは「マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤック(MARIE HELENE DE TAILLAC)」と「タサキ(TASAKI)」です。値段を見るたびにケタを数え直すので、粛々とお仕事頑張ります。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne