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LVMHの共同創業者が死去 元モエ ヘネシー社長

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)共同創業者で元経営会議議長のアラン・シュバリエ(Alain Chevalier)氏が11月1日に87歳で死去した。

 1987年、LVMHはモエ ヘネシー(MOET HENNESSY)と、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の合併により誕生。モエ ヘネシーの社長であったシュバリエ共同創業者が経営会議議長に、ルイ・ヴィトンの社長であったアンリ・ラカミエ(Henry Racamier)氏が社長に就任した。

 88年、ラカミエ社長はLVMHグループのレザー・グッズ、ワイン&スピリッツ、パフュームの各部門の傘下ブランドを狙う買い手などに対抗するべく、フランス実業界の大物であり、クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOR)を率いるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)氏に支援を求めた。

 これに応え、アルノー氏はLVMHの少数株主となったが、ラカミエ社長が取引条件を変更したため反撃に転じる。傘下ブランドの大株主である一族同士が争うように仕向けるなど、フランス実業界の歴史に残る、苛烈な敵対買収を仕掛けた。フランソワ・ミッテラン(Francois Mitterrand)大統領(当時)がテレビの全国放送で双方をいさめ、金融当局に調査を要求するほどだった。

 89年、アルノー氏がLVMHを買収。シュバリエ経営会議議長とラカミエ社長は退任し、アルノー氏が会長兼最高経営責任者に就任した。LVMH退任後、シュバリエ共同創業者は一時ピエール バルマン(PIERRE BALMAIN)を保有していた。

 LVMHは、「87年のモエ ヘネシーとルイ・ヴィトン合併の立役者であった、故アラン・シュバリエに深い敬意を表する。彼は偉大な実業家であり、LVMHグループを89年まで統括し、世界屈指のラグジュアリーブランドへと発展する道筋をつけた。今日、LVMHは70ものブランドを擁し、世界中で15万人の従業員を雇用している。比類のない歴史とノウハウを持つまでに成長した」とコメントを発表した。

 家族は妻、4人の子ども、そして7人の孫。葬儀は11月7日、パリのサント・クロチルド聖堂で行われる。

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