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バロック2~7月期は営業黒字に転換 プロパー販売重視への方針転換が奏功

 バロックジャパンリミテッドの2018年2~7月期連結決算は、営業損益が前年同期の2億6200万円の赤字から12億円の黒字に回復した。売上高は前年同期比1.6%増の311億円、経常損益は11億円の黒字(前年同期は3億7700万円の赤字)、純損益は6億1900万円の黒字(同5億2000万円の赤字)だった。

 国内既存店売上高が1.2%減だったが、前年同期の11.1%減からはだいぶ持ち直した。不振だった「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」などショッピングセンター向け業態の落ち込みに歯止めがかかった。その要因は、サプライチェーンマネジメント改革による収益性の改善によるところが大きい。機動的にセールを打ち出した前年から本来のプロパー販売重視へ方針転換し、客数は前年同期比4.3%減となったが、客単価を同3.2%増とし、全体として見れば収益性を改善した。村井博之・社長は「高い付加価値のある商品を定価で売るという原点に立ち返り、会社全体としても戦略を共有できている」と強調する。閑散期には契約工場から直接仕入れるなどし、仕入原価率を低減。その他、社内インフルエンサーを起用したSNSでの広告戦略などにより販管費を低減した。

 海外事業では、中国ベル・インターナショナルとの提携により同国内で展開するアパレル、シューズのMD精度向上や、日本製のデニムシリーズ「マウジービンテージ(MOUSSY VINTAGE)」の北米地域での好調などが押し上げ要因になった。

 同社は今期から、決算期を2月期に変更する。13カ月の変則決算になるため、業績予想を修正する。修正後は売上高が720億円(従来予想713億円)、営業利益が40億円(同42億円)、経常利益が42億円(同47億円)、純利益が27億円(同32億円)。